科目名[英文名] | |||||
野生動物保全技術論 [Wildlife Conservation Techniques] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 3~ | 開講時期 | 後学期 | |
授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 01RN3260 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
金子 弥生 [KANEKO Yayoi] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
野生動物の調査は姿を双眼鏡で直接観察によって行われてきましたが、目で見るだけで得られる情報には限界があります。本科目では、近年発達した調査技術と解析方法を体系的に学び、個体から集団、生息地利用、生息地評価方法などについて理解することを目標とします。 |
到達基準 |
遺伝子分析による種判定や血縁関係、動物捕獲や保定、食性分析、個体追跡など、野生哺乳類調査の現場で行う具体的な技術の特徴、データを扱う際に各技術が影響して生じる誤差や個体差などの考慮すべき問題点を学び、次に保全分野への応用を目的として個体群レベルでデータを扱う際の技術内容、調査計画の立案などの実際についての知識を習得する。 |
授業内容 |
野生動物保全技術学では,野生動物の保全にかかわるミクロからマクロレベルの調査技術について,すなわちDNAから個体,個体群,生息地にかかわる調査研究とその技術について学びます.具体的には,DNAをマーカーを用いた研究紹介と技術,個体レベルの研究として麻酔,保定技術,疾病,個体群レベルの研究として,生息数,生息地などの調査方法を説明します.後半では野外調査技術のうちラジオテレメトリー調査方法について、理論と技術を学びます。 第1回: オリエンテーション(金子) 第2〜3回目:DNAマーカーを用いた研究と調査技術(佐藤) 第4〜5回目 :個体レベルの研究と調査技術 (鈴木) 第6回目:中間テスト 第7〜10回目:食性分析 (金子) 第11〜13回目:ラジオテレメトリー法 (金子) 第14回目:哺乳類の捕獲、生息数調査方法 (金子) 第15回目:期末試験 |
履修条件・関連項目 |
関連科目:動物生態学、野生動物保護学実習、野生動物保全技術学 |
テキスト・教科書 |
参考書 |
Bookhout, T.A.(ed.) 1994. Research and Management Techniques for Wildlife and Habitats. 5th edition. The Wildlife Society, Bethesda, 740pp. 邦訳:(鈴木正嗣編訳,2001)野生動物の研究と管理技術,文永堂出版,東京,926pp. |
成績評価の方法 |
出席2/3以上を条件とし、出席点を10点,レポート(35点)、中間および期末試験(55点)の合計点が60点以上のものを合格とする.レポート対象となる一部の講義を集中にて行うため、予定を空けておくこと。 |
教員から一言 |
キーワード |
DNAマーカー、テレメトリー、生息数調査、麻酔、保定、感染症 |
オフィスアワー |
メール連絡してアポイントを取ること |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/03/22 11:07:30 |