科目名[英文名] | |||||
山地保全・砂防計画学実習 [Practice on Montain Conservation and Erosion Control Planning] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 3~ | 開講時期 | 前学期 | |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 01RN3308 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
白木 克繁, 五味 高志 [SHIRAKI Katsushige, GOMI Takashi] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
山地保全、森林水文気象学、土砂動態の基礎的内容に関連する地形判読と水文量計算演習および治山・砂防計画に関連する斜面安定解析、重力式ダム設計手法の習得を目標とする。地形判読では地形図を用いて流域界の設定、接峰面図の作成など地形解析を中心に行う。水文量計算では確率雨量や最大洪水流量の算定、重力式ダムの設計方法を習得する。また、コンピューターを用いた土砂動態シミュレーションやそれを用いた砂防ダムの効果検証などを行う。 |
到達基準 |
基本的な地形解析手法、流出解析、流域土砂管理、重力式ダム設計、コンピューターシュミレーションに係わる一連の手法を理解し、これらの手法を用いた応用的な課題にも対応できるようになる。 |
授業内容 |
・第1課題 地形計測 ① 峰面図の作成(5万分の1地形図) ② 傾斜分布図の作成(寺田法・2万5千分の1地形図) ③ 水系分布図の作成(2万5千分の1地形図) ・第2課題 年最大日雨量の生起確率の解析 ① 雨量データの確率紙へのプロット ② 分布関数式による推定 ・第3課題 面積雨量の推定 ① ティーセン法、等雨量線法 ・第4課題 確率日雨量よりハイエトグラフを推定 ① ハイエトグラフの推定 ② 損失雨量を除いて有効雨量ハイエトグラフを推定 ・第5課題 ハイエトグラフよりハイドログロフの推定 ① 単位図法によるハイドログラフの推定 ② 合理式によるピーク流量の推定 ・第6課題 現地実習(FM草木) ① 河床縦横断測量 ・第7課題 砂防ダムの設置計画と堆積土砂量の算出 ① 資料整理 ② 作図 ・第8課題 FM草木の流域土砂管理計画の立案 ① 流域の土砂生産量の算出 ② 効果的な施設配置計画と流域の土砂管理 ・第9課題 重力式コンクリートダムの設計 ① 安定計算 ② 施設設計図の作成 ・第10課題 KANAKOを用いた土石流流動計算 ① 3次元土砂移動モデルの活用 ② 土石流対策の施設設計と配置 ③ スリットダムの効果の検証 教員担当(主):5月30日まで白木、6月13日から7月18日まで五味 野外実習(実習週間中)白木・五味 2017年6月4日夕刻(樹木学実習に引き続き)から6月6日 6月4日:野外調査内容確認 6月5日:FM草木内、渓流測量 6月6日:日光砂防施設現地学習 |
履修条件・関連項目 |
山地保全学、砂防工学、水文学 |
テキスト・教科書 |
必要に応じて資料を配布する。 |
参考書 |
東京農工大学農学部林学科編「森林・林業実務必携」(朝倉書店) 塚本良則・小橋澄治編「砂防工学」(朝倉書店) |
成績評価の方法 |
出席50%、課題の提出10%、課題の成果40%。 成績判定は、授業に出席していることを前提に、各課題の成果をAからCで採点します。 |
教員から一言 |
山地における砂防施設計画の実際を身につけます。課題は連続しているので、遅れずにこなすこと。 |
キーワード |
水文地形解析, 砂防施設,砂防計画,流域管理計画, 施設の設計・配置,現地踏査 |
オフィスアワー |
メールなどでアポイントメントをお願いします。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/04/10 7:10:32 |