科目名[英文名]
多文化共生論   [Cultures Studies for Symbiotic Society]
区分 全学共通教育科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 01SS0203
責任教員 [ローマ字表記]
吉川 斉   [YOSHIKAWA Hitoshi]
所属 農学府 研究室   メールアドレス

概要
 国際化の時代において、自国以外の文化との接触は、望むと望まざるに関わらず様々な場面で発生します。多文化共生は、国籍や民族などの異なる人々が「地域において共に生活する」ことを目指す現代的な課題ですが、これは「他者との関わり」をめぐる「人間」の問題ということもできるでしょう。
 この授業では、現代の日本とは時代も地域も異なる西洋古代の文学作品を題材として、主にそこに現れる「人間」や「他者」の在り方に注目します。2000年以上前から今なお残る「古典」のなかに、時代も地域も超えて、現代にも通ずるであろう「人間」の問題を、受講生の皆さんと一緒に考えていきます。
到達基準
1.「多文化共生」についての基本的な考え方を理解する
2.西洋の古典作品について、知識を深める
3.西洋の古典作品を通じて、「人間」「他者」「文化」等について考えを深める
授業内容
第1回 授業の概要を説明します
第2回 多文化共生に関して、現在の日本における考え方・取り組みを紹介します
第3回 西洋の古典文学について
(以降、具体的に作品を取り上げて、作品の紹介・内容の検討を行います。扱う作品は授業の進度や受講生の皆さんの関心によって変わることがあります)
第4〜6回 ヘシオドス『神統記』『仕事と日』
第7〜9回 ホメロス『イリアス』
第10〜12回 ホメロス『オデュッセイア』
第13回 エウリピデス『トロイアの女たち』
第14回 プラトン『ソクラテスの弁明』
第15回 まとめ
履修条件・関連項目
テキスト・教科書
参考書
成績評価の方法
授業毎に考えたことを記述・提出してもらい(50%)、期末レポート(50%)と合わせて評価します。
教員から一言
西洋の古典文学は、おそらくこれまであまり馴染みのない対象かと思いますが、2000年以上前に生み出された「古典」として、現代の人間文化を形づくる一端を担っています。本授業で扱う問題はいわば「正解」のない問題です。古典作品を読みながら、受講される皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
キーワード
多文化共生論、文化理解、西洋古典、古代文学
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2018/10/10 19:20:14