科目名[英文名] | |||||
国際平和論 [International Peace and Relation Studies] | |||||
区分 | 全学共通教育科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 3~ | 開講時期 | 後学期 | |
授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 01SS0206b | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
吉田 央, 増田 里香 [YOSHIDA Hiroshi] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本授業は国際平和の維持に貢献する国際協力の背景・基本的な仕組みについて説明する。そして紛争後の平和構築をテーマとして取り上げて、紛争を解決し、その再発を防いで平和を回復するための過程を理解することを目的とします。授業では映画鑑賞も行います。また、解決後の紛争を再発させないための社会基盤づくりについて、スリランカ農村の貧困層の金融活動の事例を交えながら考察します。 なお、授業の内容は受講者の関心に応じて多少変更する場合があります。 |
到達基準 |
1. 国際協力が行われている背景・基本的な考え方や仕組みについて特に貧困問題を中心に理解する。 2. 平和構築についてその概要について理解する。 3. 授業で学んだ知識を使って自らの意見を論理的に記述することができる。 |
授業内容 |
第 1回(10/ 3) ガイダンス(授業概要の説明) 第 2回(10/10) 国際協力とは何か。 政府開発援助(ODA)を中心とした日本の国際協力の概要や歴史について説明する。 第 3回(10/17) 誰が国際協力を行っているのか。 JICA(独立行政法人国際協力機構)や国際機関、NGO、民間企業等が行う国際協力の概要とその特徴について説明する。 第 4回(10/24) 国際協力の国際的な同行を知る。 第二次世界大戦後から現在に至るまでの国際協力に関する議論の変遷や貧困削減に向けた取り組みについて説明する。 第 5回(10/31) 平和構築とは何か。 平和構築について概要を説明する。 第 6回(10/ 7) 映画鑑賞:ルワンダの涙(予定)変更の予定もあり(翌週前半に延長する場合もあり) 映画を鑑賞して感想を提出する。 第 7回(11/14) 国家の破たん・テロ・核兵器 国家の破たんとは何か、テロの背景と原因、核兵器について概要を説明する。 第 8回(11/21) 貧困問題について 平和であることと密接に関わっている貧困問題について取り上げる 第 9回(11/28) マイクロファイナンスについて 途上国の貧困削減で重要視されている貧困層向けの金融であるマイクロファイナンスについて「グラミン銀行」の歴史なども含め、概要を説明する。 第10回(12/ 5) スリランカの概要と内戦 これ以降は、内戦を経て平和構築を築いてきたスリランカの内戦や貧困状況の説明に入っていく。それに先立ち、スリランカの概要について説明を行う。 第11回(12/12) スリランカで行われているマイクロファイナンスについて スリランカで実施されているマイクロファイナンスについて説明を行う。一例としてサルボダヤ活動も取り上げる。 第12回(12/19) スリランカの農村の「貯蓄グループ」について① [事例紹介]スリランカ農村で貧困削減を目的としてNGOの支援を受けて活動している貯蓄組合の仕組みについて事例を交えて説明しながら農村金融についてインドの例を交えて説明を行う。 第13回( 1/ 9) スリランカの農村の「貯蓄グループ」について② [事例紹介]同活動により貧困からどう生活が変化したのか、無作為抽出した情報に基づき説明を行う。 第14回( 1/16) スリランカの農村の「貯蓄グループ」について③ [事例紹介]スリランカ農村の「貯蓄グループ」が存在している村の階層について事例をもとに説明を行う。 第15回( 1/23) まとめ |
履修条件・関連項目 |
特になし。 |
テキスト・教科書 |
特になし。 |
参考書 |
授業内で随時紹介する。 |
成績評価の方法 |
授業への参加態度:30%・レポート:70% |
教員から一言 |
キーワード |
国際協力、平和構築、開発 |
オフィスアワー |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/09/18 21:58:45 |