科目名[英文名] | |||||
人と動物関係学 [Human-Animal Interactions in Veterinary Medicine] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 2~ | 開講時期 | 前学期 | |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 01VN2603 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
古市 達哉(岩), 木﨑 景一郎(岩), 大森 啓太郎, 永岡 謙太郎 [FURUICHI Tatsuya, KIZAKI Keiichirou, OHMORI Keitaro, NAGAOKA Kentaro] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
人と動物の関係は大まかに伴侶動物,産業動物,野生動物,実験動物,動物園動物に分類される。その中から伴侶動物,野生動物と動物園動物について,歴史的な背景から社会情勢,文化的背景などを含めて解説する。獣医課程・動物科学課程において必要とされる野生動物と動物園動物に関する意義,考え方,技術についても解説する。 |
到達基準 |
今後、人と動物の間にどのような関係が求められるのかを議論し,理解していくことを目標にする。 |
授業内容 |
1 伴侶動物、産業動物、野生動物の相違点について解説し,動物の根源的な意味を考える。 2 対象動物としての野生動物、伴侶動物および産業動物の特性と比較(相違点)について解説する。 3 動物に対する態度分類や事例の紹介,専門家としての適切な態度と考え方について解説する。 4 動物園での展示やふれあいなど事例を紹介し,人が動物から得ることのできる効果,動物との関りの必要性について解説する。 5 動物愛護の定義や意義,法的制度,さまざまな事業について解説する共に、獣医学や動物科学の習得の意義について,人と動物の関係を考察するうえでの必要性や専門家としての社会的貢献について解説する。 6 ヒトと伴侶動物の関係について、その起源や歴史的な関係を臨床獣医師の立場から解説する。 7 ヒトと産業動物の関係について、動物福祉、衛生管理および疾病の観点を臨床獣医師の立場から解説する。 8 家畜の生態と飼育されている地域の自然環境および地域の民族の文化の関係について解説する。 9 いわゆるアニマルセラピーと呼ばれる領域の定義と、これらに用いる動物の選択について解説する。 10 ウマを活用した動物介在活動・療法・教育について最新の研究を紹介しながら人体に及ぼす好影響について解説する。 11 イヌを活用した動物介在活動・療法・教育について最新の研究を紹介しながら人体に及ぼす好影響について解説する。 12 伴侶動物が家族の中でどのような存在であるのかを解説し、そのきずなに対する配慮がいかに重要なものであるか考察する。 13 伴侶動物とのきずなを鑑みて、家族に対し、獣医師がどのような態度で接するべきか解説する。 14 家族に対する態度から発展し、獣医師が社会に対してとるべき態度をマクロな視点で考察する。 15 ここまでミクロからマクロの視点で述べた獣医師の態度のあり方から、動物を扱う専門家としてのプロフェッショナリズムについて解説する。 |
履修条件・関連項目 |
テキスト・教科書 |
参考書 |
成績評価の方法 |
出席とレポート,および小テストにより評価します。 |
教員から一言 |
キーワード |
オフィスアワー |
非常勤講師による集中講義のため講義前後とします。 |
備考1 |
岩手大学開講の選択科目であり,岩手大学生との集中合同講義となります。 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/03/23 18:21:51 |