科目名[英文名]
生化学実習   [Practice in Veterinary Biochemistry]
区分   選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 01VN3121
責任教員 [ローマ字表記]
永岡 謙太郎, 渡辺 元   [NAGAOKA Kentaro, WATANABE Gen]
所属 グローバルイノベーション研究院 研究室   メールアドレス

概要
動物の体は、様々な物質によって構成されている。その様々な物質が細胞内で多様な化学反応を起こすことにより生命が維持されている。生体を構成する分子の構造と機能に関する基本的知識をもとに、獣医学が対象とする生命現象を 化学反応として捉え、分子レベルで解析・分析する基礎的技能を身につける。
到達基準
1)生化学実験で頻繁に用いる実験器具・機器の取扱い、基本操作、およびデータの取扱いを修得する。
2)糖質、タンパク質、脂質の構造や化学的特性を理解し、その定性的・定量的分析方法の手技と原理を修得する。
3)生体機能の維持に必要な微量元素の化学的特性を理解し、その定性的・定量的分析方法の手技と原理を修得する。
4)生体における化学反応を触媒する酵素について、その特性と反応速度に関する理論を理解し、酵素反応の測定方法を修得する。
5)核酸の構造や化学的特性を理解し、その定性的・定量的分析方法、および操作方法の手技と原理を修得する。
授業内容
第1回 授業オリエンテーション、実験器具および試薬、廃棄物の取り扱い、ヤギの採血第
第2回 エクセルの使い方、簡単な統計処理
第3回 リンの定量(血液と牛乳)
第4回 肝臓グリコーゲンの抽出
第5回 肝臓グリコーゲンの加水分解反応、血中グルコースとコレステロールの測定
第6回 カルシウムの定量(血液と牛乳)
第7回 クロマトグラフィー
第8回 血清タンパク質の塩析による分画と透析
第9回 分画サンプルを用いたタンパクの濃度測定とSDS-PAGE
第10回 マウスの尻尾からDNA抽出とPCR(ジェノタイピング)、大腸菌からプラスミド抽出と制限酵素処理
第11回 DNA電気泳動
第12回 腸内細菌叢の解析1
第13回 腸内細菌叢の解析2
第14回 まとめ
第15回 期末テスト
履修条件・関連項目
統合生理学、器官制御生理学、内分泌学、生理学実習、
テキスト・教科書
事前に必要なプリントを配布する。「獣医生化学実験」獣医生理学・生理化学教育懇談会(チクサン出版)
参考書
「基礎生化学実験」矢沢他(三共出版)、「実験で学ぶ生化学」Plummer (化学同人)、「実験を安全に行うために」化学同人編集部(化学同人)
成績評価の方法
課題レポートと最終試験で判定
昨年度(H29年度)の成績分布 S27% A55% B18% C0% D0%
教員から一言
実験は記録が大切です。こまめに記録することを心がけてください。
キーワード
タンパク質,脂肪,糖,核酸,ミネラル
オフィスアワー
平日の午後1時から5時、4号館422号室
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/03/21 8:52:45