科目名[英文名]
繁殖機能制御学   [Veterinary Reproduction and Obestetrics]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 4  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 01VN4501
責任教員 [ローマ字表記]
髙橋 透(岩), 田中 知己   [TANAKA Tomomi]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
繁殖機能制御学は、獣医臨床における繁殖診療の基礎的・基盤的な内容となります。この講義では、家畜、伴侶動物や野生動物の生殖機構を形態学や生理学的視点から理解するとともに、生殖機能の人為的制御についても理解を深めることを目標にしています。
到達基準
1)動物の生殖器官の形態学について、その多様性を生殖様式と関連させて理解できる。
2)生殖機能を司る内分泌機構について理解できる。
3)配偶子形成から分娩に至るまでの過程を理解できる。
4)動物の生殖工学について理解できる。
授業内容
第1回 雌性生殖器官の構造と機能(教科書1-7ページ)
第2回 雄性生殖器官の構造と機能(教科書8-12ページ)
第3回 生殖の内分泌I:ホルモンの作用機序と視床下部の内分泌機構(教科書13-26ページ)
第4回 生殖の内分泌II: 下垂体ホルモンと性腺ホルモン(教科書27-37ページ)
第5回 生殖の内分泌III:性腺ホルモンと副生殖腺、胎盤のホルモン、ホルモン測定(教科書38-46ページ)
第6回 雌の生殖生理I:卵子形成と性成熟(教科書47-61ページ)
第7回 雌の生殖生理II:発情周期(教科書62-110ページ)
第8回 雄の生殖生理(教科書111-128ページ)
第9回 交配と受精着床(教科書129-162ページ)
第10回 妊娠(教科書163-195ページ)
第11回 分娩(教科書196-212ページ)
第12回 生殖工学I:人工授精(教科書213-229ページ)
第13回 生殖工学II:性周期の同期化と胚移植(教科書230-247ページ)
第14回 生殖工学III:体外受精、遺伝子組み換え動物(教科書248-282ページ)
第15回 期末試験
履修条件・関連項目
テキスト・教科書
獣医繁殖学 第4版 文英堂出版 2012刊 ¥10000+税
参考書
成績評価の方法
期末試験の成績で評価します。欠席が極端に多い場合には評点が下がります。
H29年度の成績分布 S(17%) A(27%) B(44%) C(10%) D(2%)
教員から一言
繁殖機能制御学は後期に開講される臨床繁殖学の基本となる講義です。講義内容は解剖学、組織学、生理学、生化学など、多様な内容になります。生殖現象は生物種によって多様ですが、その中心には哺乳類の生殖機能の基本的原理があり、その原理が種の生殖戦略のバリエーションで修飾されています。根本原理と多様性という一見相反する内容の講義になりますが、頑張ってしっかり勉強してください。
キーワード
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/07/31 8:56:40