科目名[英文名] | |||||
文学・芸術学 [Art and Literature] | |||||
区分 | 全学共通教育科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 3~4 | 開講時期 | 前学期 | |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 020013 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
中村 美智太郎 [NAKAMURA Michitarou] | |||||
所属 | 農学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本講義では、「文学」「芸術学」「美学」という学問分野の視点から、文学・音楽・絵画・演劇・映画等の具体的な芸術作品を題材にして、その都度設定されるテーマについて考えます。題材となる芸術作品の文化的背景や内容を知識として理解しながら、受講者各人が自らの「ことば」によって、それらの「文化」を捉えて、自らの考えを伝えることができるようになることを目標にします。 |
到達基準 |
(1) 文学や芸術の多様性を理解し、それを積極的に受け入れることで、自らの文化的教養を高めることができるようになること (2) 文学や芸術、それらに関連する諸理論について自分なりの意見・考えを持ち、それを論理的に伝えることができるようになること |
授業内容 |
第1回 オリエンテーション 授業の位置づけ:文学・芸術学・美学という学問について 第2回 「美しい」とはどういうことか? 芸術をめぐる前提条件 第3回 芸術は国家にとって必要か?(1) プラトンの哲人王思想と芸術家 予習・復習:教科書第1章1 第4回 芸術は国家にとって必要か?(2) シラーの美的教育思想と芸術家 予習・復習:教科書第4章1 第5回 快と幸福(1) アリストテレスの幸福論 予習・復習:教科書第1章2 第6回 快と幸福(2) カントの自由論 予習・復習:教科書第4章1 第7回 中間課題 第8回 中間課題解説 第9回 『オイディプス王』を解釈する(1) フロイトの精神分析 予習・復習:教科書・第4章2 第10回 『オイディプス王』を解釈する(2) スフィンクスの謎掛けと音楽芸術 予習・復習:教科書第3章2 第11回 カストラート音楽を分析する ジェンダー・性と芸術表象の関係 予習・復習:教科書第3章1 第12回 『変身物語』を解釈する ピュグマリオン神話とシュミラークル 予習・復習:教科書第2章3 第13回 自然と人工物はどう区別できるか 「機械の中の幽霊」問題 予習・復習:教科書・第1章3 第14回 人間にとって芸術とはどういうものか 芸術・機械・人間 第15回 結論 期末試験 |
履修条件・関連項目 |
講義を受け身で聴くのではなく、積極的に参加してください。 疑問が生まれたら、自由に質問することができます。 |
テキスト・教科書 |
田中一嘉・中村美智太郎編著『ことばと文化の饗宴――西洋古典の源流と芸術・思想・社会の視座』風間書房、2014年。ISBN-10: 4759920390 |
参考書 |
三崎和志・水野邦彦編『西洋哲学の軌跡――デカルトからネグリまで』晃洋書房、2012年。ISBN-10: 4771023417 その他については授業内でその都度指示します。 |
成績評価の方法 |
中間試験と期末試験では、論理性と説得性を重視します。 授業への参加貢献度などの平常点20点+中間試験30点+期末試験50点=100点で評価します。 |
教員から一言 |
他の誰かにとっては些細であっても、自分にとっては心に引っかかるような文学作品・芸術作品に出会ったら、立ち止まって、そのことについて思考する姿勢が大切です。一緒に考えていきましょう。 講義内容に関わる参考資料・参考文献については授業内で適宜指示しますので、事前に参照して参加してください。 |
キーワード |
美学 芸術学 ギリシア文学 ドイツ文学 西洋思想 |
オフィスアワー |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/07/31 10:33:39 |