科目名[英文名]
多文化共生論   [Cultures Studies for Symbiotic Society]
区分 全学共通教育科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 14  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 020053
責任教員 [ローマ字表記]
岩田 陽子   [IWATA Yoko]
所属 グローバル教育院 研究室 府中・学務棟2階  メールアドレス

概要
 グローバル化が進む社会のなかで、多文化共生(もしくはダイバーシティ)をどのように実現し得るかは大きな課題である。しかし、実際、どのような問題があり、何を解決していくべきかについては、極めて根が深く難しい状況にある。こうした状況を踏まえ、ダイバーシティに関する問題を把握し、その問題解決に向けて我々は何をすべきなのかということについて、いくつかの観点から論点を設定し、グループ・ディスカッションを中心に授業を進める。
 また、後半では、問題解決に向けた視座として「宇宙的視座」を取り上げ、複雑で多様な社会のなかで、宇宙的視座に基づくことで見えてくる「ものの見方・考え方」についても理解を深める。
到達基準
(1)ダイバーシティとは何かを理解し、多文化共生を実現するうえでの諸問題について、事実やデータ等の根拠に基づき論理的に指摘できる。
(2)宇宙的視座の意義について説明することができる。
(3)グループ・ディスカッションや討論の中で、議論する技術を身につけ、自分の意見をはっきりと主張することができる。
授業内容
第1回:オリエンテーション:グローバル化社会の特徴、ダイバーシティとは
第2回:産業界の潮流にみるダイバーシティ教育
第3回:日本の教育現場で展開されるダイバーシティ教育
第4回:ダイバーシティの本質を知る①<ダイバーシティ事例①>
第5回:ダイバーシティの本質を知る②<ダイバーシティ事例②>
第6回:グループ・ディスカッション①:ダイバーシティとは何か。
第7回:全体討論会①
第8回:「宇宙的視座」から見たダイバーシティ①
第9回:「宇宙的視座」から見たダイバーシティ②
第10回:「宇宙的視座」について考える①
第11回:「宇宙的視座」について考える②
第12回:グループ・ディスカッション③:「宇宙的視座」に基づき諸問題を再検討する①
第13回:グループ・ディスカッション④:「宇宙的視座」に基づき諸問題を再検討する②
第14回:全体討論会②
第15回:まとめ

履修条件・関連項目
グループディスカッションや全体討論など積極的な参画が期待される。
テキスト・教科書
適宜、配布。
参考書
立花隆、岩田陽子『「正しく思考する」技術を磨く 立花隆の宇宙教室』日本実業出版社
成績評価の方法
中間課題(筆記):20%
期末テスト(筆記):40%
ディベート・ディスカッション:40%
教員から一言
グローバル化社会の現状について教育の観点から考察し、その問題について理解を深めてもらいたいと思っています。また、複雑で多様な状況の中で「宇宙的視座」を持つことの意義について認識を深めていただき、今後に活かせる「宇宙的視座」に基づくものの見方、考え方を獲得いただきたいです。
なお、この授業では、教員から一方的に知識を学ぶのでなく、グループ・ディスカッションおよび討論に参加することを通じて、自分なりの考えを持ち、それを表現することを求めています。受講者の積極的な参加を期待しています。
キーワード
グローバル化、ダイバーシティ、宇宙的視座、議論のためのスキル
オフィスアワー
授業の前後に受け付ける。また、メールでの質問なども歓迎する。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/03/14 10:56:37