科目名[英文名] | |||||
日本国憲法 [The Constitution of Japan] | |||||
区分 | 全学共通教育科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~4 | 開講時期 | 後学期 | |
授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 020054 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
松村 芳明 [MATSUMURA Yoshiaki] | |||||
所属 | 農学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本講義は、カリキュラム上では、教職のための要件として、また人文・社会科学系科目の選択肢の一つとして位置づけられる。 内容的には、日本国憲法を中心に、憲法に関して是非とも知っておくべき重要事項を学ぶものとなるが、中でも、憲法の概念、立憲主義、憲法改正、憲法史、平和主義等の憲法総論事項と、人権保障事項についてより焦点をあてて学ぶことになる。 |
到達基準 |
(1)教職志望者として、あるいは教養人として最低限必須の憲法に関する知識事項について説明し、あるいは議論に参加できる。(2)憲法とは何かといった原理的事項についてより深く理解できている。(3)憲法による人権保障のありかたについて、できる限り広く、深く、現実に即して理解できている。 |
授業内容 |
第1回 授業オリエンテーション 授業の位置づけ、法のイメージ 第2回 最低限の法学入門 法の定義、国内法体系、法と道徳の関係 (特に実定法の種類、法と道徳の関係について復習すること) 第3回 憲法とは何か 立憲主義、法の支配、近代自然法思想 (テキスト1章の予習復習を行うこと) 第4回 憲法保障(裁判所・違憲審査制を含む)と憲法改正 憲法の最高法規性、裁判所、違憲審査制、憲法改正とその限界、改憲論の検討 (テキスト18章、23章の予習復習を行うこと) 第5回 日本憲法史と議院内閣制 明治憲法、日本国憲法制定過程、議院内閣制 (テキスト21章の予習復習を行うとともに、日本国憲法制定の意義を考察することによって復習を行うこと) 第6回 平和主義 9条解釈、日米安保・有事法制・海外派遣 (テキスト24章の予習復習を行うこと) 第7回 憲法による人権保障の基本枠組み① 人権宣言、民主主義、権力分立、違憲審査制 (テキスト1章の予習復習を行うこと) 第8回 憲法による人権保障の基本枠組み② 人権の概念・分類・主体 (テキスト16章の予習復習を行うこと) 第9回 憲法による人権保障の基本枠組み③ 人権の私人間効力、公共の福祉 (テキスト16章の予習復習を行うこと) 第10回 個人の尊重と幸福追求権 個人の尊重・個人主義、幸福追求権、自己決定権 (テキスト2章の予習復習を行うこと) 第11回 プライバシー権 プライバシー権の生成・定義、個人情報保護と現代的問題 (テキスト3章の予習復習を行うこと) 第12回 法の下の平等と家族生活 平等の概念、審査基準、ポジティヴアクション、同性婚、婚外子差別 (テキスト4章、9章の予習復習を行うこと) 第13回 思想・良心の自由、信教の自由 思想・良心の自由の概念、信教の自由と政教分離の概念、強制からの免除 (テキスト5章、6章の予習復習を行うこと) 第14回 表現の自由 表現の自由の意義、二重の基準論、政治的表現の自由、差別的表現 (テキスト7章、8章の予習復習を行うこと) 第15回 教育を受ける権利 教育を受ける権利の概念、教育権の所在 (テキスト15章の予習復習を行うこと) |
履修条件・関連項目 |
特になし |
テキスト・教科書 |
石埼学・押久保倫夫・笹沼弘志編『リアル憲法学〔第2版〕』(法律文化社、2013年) |
参考書 |
授業中に適宜指示する。 |
成績評価の方法 |
(1)期末試験(90%)、(2)レポート(10%) |
教員から一言 |
憲法については高校までにある程度学んでいるほか、昨今ではメディアなどで取り上げられることが多いが、それらの事項についてより根本的に、かつより幅広く学ぶつもりで受講してくれてよいだろう。 |
キーワード |
憲法・日本国憲法・立憲主義・憲法改正・平和主義・基本的人権・違憲審査制 |
オフィスアワー |
授業後に教室で質問や問い合わせなどをして欲しい。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/10/02 9:56:24 |