科目名[英文名] | |||||
経済学 [Economics] | |||||
区分 | 全学共通教育科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~4 | 開講時期 | 後学期 | |
授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 020055 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
藤江 昌嗣, 吉田 央 [FUJIE Masatsugu, YOSHIDA Hiroshi] | |||||
所属 | 農学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
私たち人間の活動は様々な内容をもっている。なか中でも暮らしと経済は深い関係をもつ。経済学(近代経済学)は企業や家計という経済主体の行動を扱うミクロ経済学と、これらの主体に加え、政府や海外部門を主体(部門)とするマクロ経済学から成り立っている。本講義では初めて経済学を学ぶ学生を対象に,各主体の行動と市場による資源の効率的配分のメカニズムを修得し、その上で、政府や日本銀行の行う経済政策とマクロ的なGDP(国内総生産)の概念や関税問題、地域経済統合(EU,ASEAN,TPP,RCEPなど)、所得循環や市場の均衡・不均衡の関係について学び、目の前の経済現象を理解できるようになることを目標にしています。日本経済新聞などの経済記事も読みやすくなることでしょう。 ミクロ経済学は,市場価格を参照する個々の家計や企業の行動から,市場において需要と供給が均衡し,希少資源が効率的に配分されるメカニズムと,それが市場全体にもたらす厚生を分析する学問分野である。マクロ経済学は,生産,所得,消費,政府支出,投資,輸出入,貨幣量,利子率,物価,失業率などの経済変数の関係によって,一国全体の経済状況を分析する学問分野である。初めて経済学を学ぶ工学部を対象として,経営学や現実の経営実践を理解するために必要なマクロ経済学の基礎を解説する。 |
到達基準 |
(1)ミクロ経済学が前提とする個人観,家計(消費者)と企業(生産者)の行動様式,価格メカニズムとしての市場像などを中心に,ミクロ経済学の基本的な視座と概念を修得し,経営との関連において経済現象を理解・説明できるようになること (2)マクロ経済循環における家計・企業・政府・海外部門の関係,財・貨幣・労働市場の需給,経済政策の目的と手段などを中心に,マクロ経済学の基本的な視座と概念を修得し,経営との関連において経済現象を理解・説明できるようになること |
授業内容 |
第 1回 ミクロ経済学とマクロ経済学の対象と方法((Text 1-7頁、参考書 1-20頁) 第 2回 資源とその効率的配分 (Text 8-19頁) 第 3回 市場メカニズムと需要曲線と供給曲線(Text 19-42頁) 第 4回 無差別曲線と予算制約線(Text 82-103頁) 第 5回 代替効果と所得効果(Text 103-114頁) 第 6回 短期・長期の概念と費用構造(Text 115-138頁) 第 7回 4つの生産方法(ロボット生産、ライン生産、ベンチ生産、ハンドツール生産)(Text 147-161頁) 第 8回 グローバルな経済問題(関税問題、地域経済統合(EU,ASEAN,TPP,RCEPなど)(参考書 80-95頁) 第 9回 国民経済計算とマクロ経済循環(参考書 33-51頁) 第10回 IS-LM分析と財政金融政策(1)(プリント配布) 第11回 IS-LM分析と財政金融政策(2)(プリント配布) 第12回 労働市場における需要と供給の不均衡(プリント配布) 第13回 国際収支と為替レート(プリント配布) 第14回 マクロ経済学の課題と市場の失敗(参考書 80-95頁) 第15回 期末テスト |
履修条件・関連項目 |
テキスト・教科書 |
藤江昌嗣『新 ビジネス・エコノミクス』学文社、2016年。生協で購入できます。 |
参考書 |
藤江『アジアからみた新地政学的マクロ経済学』学文社、2017年. |
成績評価の方法 |
定期試験(60%)・出席(40%)により,上記目標の達成度を総合的に評価する。 |
教員から一言 |
経済活動は国内だけでなく、海外との相互依存関係も深く、特にアジアとの経済的関係はより深まってきています。日日、新聞やテレビ、雑誌等で発信される内外の経済記事や企業行動等に興味を持ち、かつ冷静に分析し、自分で判断できる力を経済学という道具を使って身につけて下さい。 |
キーワード |
オフィスアワー |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/09/02 12:30:32 |