科目名[英文名]
生涯スポーツ実技   [Sport & Physical Activity (Practical)]
区分 全学共通教育科目  選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 14  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 020409
責任教員 [ローマ字表記]
岩見 雅人, 小谷 泰則, 奥村 基生, 田中 幸夫   [IWAMI Masato, KOTANI Yasunori, OKUMURA Motoki, TANAKA Yukio]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
スポーツは個々人の自由な自発的欲求に基づくものであり,社会生活においてスポーツを楽しむことは単に「する」だけにとどまらない.オリンピックやワールドカップを観戦したり,子供の運動会で応援するなど,スポーツを「みる」楽しさもある.さらに,職場や地域で健康づくりイベントを企画運営したり,指導者やボランティアとして協力するなど,スポーツを「ささえる」側に立って楽しみを分かち合うこともある.
また,スポーツは,個々人のより高く豊かな生活の質を実現することに役立ち,その楽しみ方や関わり方が個々の体力レベルやライフイベントにより生涯を通して変容していくものである.本科目では,多彩なスポーツや身体運動の実施を通して,社会生活における生涯スポーツの役割に対する理解を深める.
到達基準
生涯スポーツに関する知識や技術を修得し,生涯にわたる創造的余暇活動の実践能力を身に着けることを目指す.
具体的には,次の3つを目標とする.
1)個々の身体特性に合致した継続可能な運動処方プログラムを作成し,正しい方法でフィットネスエクササイズを実践できるようになること,
2)スポーツの文化・社会的理解を深め,特定のスポーツに対する偏見をなくし,多様な楽しみ方ができるようになること,
3)独自のスポーツを創造(あるいは改良)し,その方法やルールを指導し,ゲームを運営できるようになること
を目標とする.
授業内容
設定された種目の中からひとつを選択し、生涯スポーツ実技として学生自らが実践する過程で上記の概要・目標を達成する。各種目における個別目標は受講学生と担当教員が協議し設定することになるが、おおよその進め方は以下のとおりである。

個別授業は、それぞれ大きく4期に分けられる。以下に各期毎のポイントを記す。
第1期 グループづくり
     グループ構成員の相互理解
     グループの目標設定

第2期 実施計画の作成
     目標に対する練習計画の立案
     グループ内における役割分担
     
第3期 実施計画の展開
     計画に基づくトレーニング
     練習試合
     試合結果の検討と対策

第4期 グループとしての評価
     グループワークに対する全体評価
     第1期からの活動記録のまとめ

グループワークが中心となるので、リーダーシップの精神や自らが決めたことに対し責任を果たすことが重要なポイントになる。また、すべての段階で教員は相談にのり、必要な知識や資料を提供するので教員を大いに活用してグループのパフォーマンスを向上して欲しい。
履修条件・関連項目
各学科毎に指定された曜日・時限内で履修すること。
テキスト・教科書
各種目の概要やルールおよび安全管理の方法等については印刷して配布する。
参考書
特に指定する参考書はない。しかし、受講した種目に固有な技術や戦術を解説した図書を読むことを薦める。
成績評価の方法
この授業では,欠席回数が3回以下であることが,単位修得要件となります。
成績評価は,実技点と平常点の合計点(100%)により行ないます。
1.実技点(55%)
 評価の観点は、技能と受講態度の2つがあります。技能は単に習得した技術レベルだけでは判断せず,個人の技能やルール・審判法等の理解,試合やゲームの運営能力が向上したかどうかを評価します。受講態度は遅刻の有無,運動実践に対する積極性・自主性,用具の適切な扱い方,他者との協調性などを評価します。
2.平常点(45%)
 定期的な身体運動の実践度を評価します。心身のコンディションを整え,毎回の授業を通じて主体的に身体運動を行いましょう。
教員から一言
教員は、さまざまなスポーツの特性や技術を指導する指導者の性格と、各グループワークが滞りなく実施されるよう側面から支援するコーディネーターとしての性格を併せ持っている。
キーワード
スポーツ,余暇の創造的利用,レクリエーション,リーダーシップ,チームワーク
オフィスアワー
金曜日午前
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/03/14 10:58:39