科目名[英文名] | |||||
化学基礎 [Basic Chemistry] | |||||
区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~4 | 開講時期 | 前学期 | |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 021105 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
櫻井 香里 [SAKURAI Kaori] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
高校で学習した化学I・IIの内容を復習しながら、生命工学を学ぶ上で重要な概念である化合物のとらえ方や表記法について解説します。高校の化学の学習では、化合物の構造やそのふるまいの個々について知識を修得することに重点があったのに対し、本講義では原子軌道や分子軌道に基づいた化学結合の考え方、分子構造など化合物の構造に共通する特徴と統一的に理解するための概念について学習します。これらは、私たちの身の回りのすでに知られている多種多様な化合物を理解するために役立つと同時に、未知の化合物の性質や反応性を予想し説明できるようになるための基礎として重要です。特に化合物の構造と性質を理解することは、タンパク質・核酸や糖・ホルモン・ビタミンの構造やそれらが関与する生体内反応を理解する上で必要不可欠な基礎事項となります。本講義では有機化合物を中心とした化合物についてとりあげ、生命有機化学I・IIへの導入科目としても位置付けています。 |
到達基準 |
授業内容 |
第1回:オリエンテーション 第2回:原子の構造 第3回:化学結合 第4回:化合構造の表記法 第5回:酸と塩基(1) 第6回:酸と塩基(2) 第7回:第2回〜第6回の復習 第8回:原子軌道と分子軌道(1) 第9回:原子軌道と分子軌道(2) 第10回:有機化合物の構造と性質 第11回:有機化合物の命名法・物理的性質 第12回:有機化合物の立体配座(1) 第13回:有機化合物の立体配座(2) 第14回:有機化合物の立体配座(3) 第15回:定期試験(第2回から第14回の内容) |
履修条件・関連項目 |
本講義は1年次後期以降のカリキュラムにある生命有機化学I-II、メディシナルケミストリーなどの有機化学系講義及び基礎生物化学、生命化学I-II、生命分析化学、生命無機化学など生物系講義の基礎にあたります。 |
テキスト・教科書 |
ウェイド 有機化学 原書7版(上)L. G. Wade, Jr.(著), 丸善出版 |
参考書 |
ブルース 有機化学 第5版(上)Paula Y. Bruice (著) 化学同人 ブルース 有機化学 問題の解き方 英語版 Paula YurKanis Bruice (原著) 化学同人 『ウェイド有機化学 原書7版』問題の解き方 L. G. Wade, Jr.(著), 丸善出版 |
成績評価の方法 |
成績は講義中に課す課題(20%)ならびに学期中と学期末に行う試験(80%)を総合的に評価し、判定します。 |
教員から一言 |
化学は生命工学を学ぶ上で中心的な科目です。本講義は、高校で化学I・IIを学んでいる学生に対して行うレベルを設定しています。講義時間外にも、発展的内容や演習問題を各自で補習することが必須です。「化学」の考え方を身につけると、生命現象の面白さ、素晴らしさをより深く理解できるようになります。是非頑張ってください。 |
キーワード |
原子、分子、化合物、原子軌道、分子軌道、化学結合、分子構造、有機化合物の結合様式、酸と塩基、立体異性体 |
オフィスアワー |
金曜日の昼休み(12時から13時まで) |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/04/09 10:11:35 |