| 科目名[英文名] | |||||
| 基礎生態学 [Basic Ecology] | |||||
| 区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 1 | |
| 対象学科等 | 対象年次 | 1~4 | 開講時期 | 前学期 | |
| 授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 021109 | ||
| 責任教員 [ローマ字表記] | |||||
| 野口 航, 小関 良宏 [NOGUCHI Koh, OZEKI Yoshihiro] | |||||
| 所属 | 工学府 | 研究室 | メールアドレス | ||
| 概要 |
| 生態学は、生物と環境との関係、生物間の相互関係、生物の分布をあつかう学問であり、本講義はその入門編である。 本講義では生態学を学ぶ上で大事な「適応」と「進化」を理解し、その上で、動物の多様な行動や社会性、個体群動態、生物間相互作用を理解することを1つの目標とする。また、地球規模で起きている環境変動を理解するために、バイオームや生態系、その保全を学ぶことをもう1つの目標とする。 |
| 到達基準 |
| 「適応度」から「進化」を説明できる。動物の多様な行動や社会性、個体群動態、生物間相互作用を「適応度」の視点から説明できる。また、地球環境変動の理解の基礎となるバイオームや生態系、その保全についての基礎的な事柄を説明できる。 |
| 授業内容 |
|
第1回 適応と進化 生態学を理解するために「適応」と「進化」とは何かについて紹介する。 第2回 最適戦略と頻度依存の選択 生物のふるまいを理解する上で重要な「最適戦略」と「頻度依存の選択」について紹介する。 第3回 動物の行動と社会 ダーウィンを悩ませたといわれる性選択と動物の社会性について紹介する。 第4回 個体群と生活史戦略 個体の集まりである「個体群」特有のふるまいと生物の多様な生活史戦略について紹介する。 第5回 生物間相互作用 共生、寄生、捕食など多様な生物間相互作用について紹介する。 第6回 生物群集とバイオーム 個体群の集まりである生物群集の多様性と気候とバイオームとの関係について解説する。 第7回 地球環境と生態系 地球規模で起きている環境変動を理解する上で重要な、生態系の物質循環について紹介する。 |
| 履修条件・関連項目 |
| 特になし。 |
| テキスト・教科書 |
| 特になし。 |
| 参考書 |
| 日本生態学会「生態学入門第2版」(東京化学同人).岩城「生態学キーノート」(シュプリンガー・フェアラーク東京).松本「生態と環境」(岩波書店) |
| 成績評価の方法 |
| 出席(40%)とレポート(60%) |
| 教員から一言 |
| いわゆる「エコ」といわれるEcology(生態学)がどのような学問なのかを紹介します。 |
| キーワード |
| 適応度,最適戦略,動物の行動,社会性,個体群,生物群集,地球環境 |
| オフィスアワー |
| 備考1 |
| 備考2 |
| 参照ホームページ |
| 開講言語 |
| 語学学習科目 |
| 更新日付 |
| 2018/03/05 11:53:39 |