科目名[英文名] | |||||
生命有機化学Ⅰ [Bioorganic Chemistry Ⅰ] | |||||
区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~4 | 開講時期 | 後学期 | |
授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 021115 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
眞鍋 史乃 [] | |||||
所属 | 工学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本科目では、有機化学において、最重要事項である立体化学と不飽和化合物の構造と反応性を学びます。立体化学の定義の仕方、ハロゲン化アルキルの置換反応と立体化学の関係、不飽和化合物であるアルケンの反応性について構造と立体化学との関連に着目して講義します。 |
到達基準 |
(1) sp3炭素に基づく立体化学についての定義(エナンチオマー、ジアステレオマー、R/S表示など)を理解する。 (2) ハロゲン化アルキルの反応(SN1, SN2, E1, E2など)を理解し、立体化学と速度論を中心に説明できる。 (3) アルケンの反応を理解し、選択性を説明することができる。 |
授業内容 |
第1回 イントロダクション、立体化学(1)(キラリティー、命名法) 第2回 立体化学(2)(キラリティー、エナンチオマー) 第3回 立体化学(3)(立体化学の表し方、エナンチオマー) 第4回 演習(立体モデルを使用しての立体化学の理解、演習問題) 第5回 立体化学(4)(ジアステレオマーとエナンチオマー) 第6回 ハロゲン化アルキル(1)(命名、構造、物理化学的性質、合成) 第7回 ハロゲン化アルキル(2)(置換反応と立体化学、速度論) 第8回 ハロゲン化アルキル(3)(脱離反応と立体化学、速度論) 第9回 アルケン(1)(命名、構造、物理化学的性質、合成) 第10回 アルケン(2)(二重結合の反応性、付加反応) 第11回 中間理解度確認試験 第12回 アルケン(3)(付加反応) 第13回 アルケン(4)(付加反応) 第14回 アルケン(5)(カルベンの関与する反応、金属触媒反応) 第15回 理解度確認試験:第1回から第14回までの範囲 |
履修条件・関連項目 |
本授業は1年前半の有機化学の授業の内容を踏まえ、2年次以降のカリキュラムにある生命有機化学II, メディシナルケミストリーと一連の有機化学系講義の基礎にあたります |
テキスト・教科書 |
「ウエイド有機化学第7版」(上)丸善出版 ISBN 978-4-621-30007-4 「ウエイド有機化学問題の解き方」丸善出版 ISBN 978-4-621-30007-7 生協で購入できます。 |
参考書 |
マクマリー有機化学(上) 第9版 東京化学同人 |
成績評価の方法 |
【成績評価の方法】Evaluation standard 成績は出席(10%)、毎回の講義で課す演習課題(10%)、ならびに中間試験(30%)、学期末に行う試験(50%)を総合的に評価し、判定します。 例年の成績分布:S 13%; A 15%; B 21%; C 45%; D 6% |
教員から一言 |
生命現象は有機化学の言葉で説明することができます。統一的な概念をもとに説明できる能力を培って欲しいと考えます。講義では演習の時間の制約から時間が十分に取れませんので、演習問題で各自補完してください。 |
キーワード |
立体化学、キラリティー、命名法、求核置換反応、脱離反応、ハロゲン化アルキル、アルケン |
オフィスアワー |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/09/25 10:32:42 |