科目名[英文名] | |||||
工学基礎実験 [Basic Experiments for Scientific Studies] | |||||
区分 | 全学共通教育科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 有機材料化学科(〜2018年度) | 対象年次 | 1~4 | 開講時期 | 後学期 |
授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 021301 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
下村 武史 [SHIMOMURA Takeshi] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
サイエンスは、高等学校までは物理・化学・生物・地学などに細分化して講義されるが、少なくとも大学2年次までのレベルでは全てを統括したグローバルな学問領域である「科学」の観点から学ぶことが必須である。本科目は、物理・化学・生物および情報、安心安全、環境などを複合化させた実験項目にしたがい、理数系大学に必要な「分野融合させた真のサイエンスに触れる」ことを目的としている。将来、所属学科で専門領域を深化させるために何が必要なのかを実働実験を通じて理解してもらいたい。 |
到達基準 |
化学、生物、物理に関わる基礎的な実験技術およびレポート作成技術を身につけ、これから学んでいく工学に関する明確なイメージを確立する。 無断遅刻や欠席をしない、レポートは期限内に提出するといった学生の本分を守る習慣を身につける。 |
授業内容 |
実験項目はいずれも分野融合の複合課題であるが、その課題の中心が物理・電気電子・機械・数理情報などの場合を「物理系1〜」、化学・生物・環境などの場合を「化・生系1〜」と表記する。実験の順番は共用の実験室の使用制限の関係で入れ替わることがある。 【第1回】科学情報の取り扱い(図書館情報検索方法実習):この回は前期に実施される。 【第2回】情報処理(総合情報処理センター、情報処理・数値計算実習):この回は前期に実施される。 【第3回】化学・生物系実験に関するオリエンテーションと安全教育 【第4回】レポートの書き方 【第5回】(化・生系) 環境分析〜無機イオンの定性分析〜 【第6回】(化・生系) 医薬品の合成〜アセチルサリチル酸(アスピリン)の合成〜 【第7回】(化・生系) 鑑識捜査〜蛍光色素の合成および発光挙動の観察[血液反応]〜 【第8回】物理・電気電子・機械・情報工学系実験に関するオリエンテーションと科学博物館見学 【第10回】(物理系) 自然界の秩序〜繰り返し現象の観測:高速度カメラによる単振動の解析〜 【第11回】(物理系) 燃料電池〜次世代クリーン電源の測定〜 【第12回】(物理系) 防犯センサー〜赤外線検出回路の作製〜 【第13回】(化・生系) DNA鑑定〜DNA鑑定と電気泳動実習〜 【第14回】補講実験1(または実験内容に関する発表会) 【第15回】補講実験2(または実験内容に関する発表会) |
履修条件・関連項目 |
工学部全学科必修科目 |
テキスト・教科書 |
専用のテキストを学期始めに頒布する |
参考書 |
テキストの各実験項目に掲載されている |
成績評価の方法 |
平常点40%,実験活動10%,口頭試問など10%,レポート内容40%。以下に相当する場合は、本科目評点がDとなる: ①正当な理由のない欠席、②度重なる遅刻、③実験実働不参加、④安全指針遵守違反、⑤1点以上のレポート未提出、⑥レポート提出期日のはなはだしい遅れ、⑦その他実験テキストにて禁止されている事項に該当する場合。詳細は初回オリエンテーション時に説明する。 |
教員から一言 |
実験はただ漫然と出席していれば単位が取得できると勘違いされていることが多い。実験は『科学総合科目』であり、①テキスト・その他参考書をよく読んで理論・背景を理解し、②実験実働を行い、③実験結果に関し考察してレポートにまとめる、などの一連の作業が要求される。さらに、実験の準備・後片付け、実働実験中の参加度・態度などに関しても一定の規範を求められる。 |
キーワード |
オフィスアワー |
開講時間内、あるいは実験終了直後(それ以外の時間帯は担当教員にアポイントを取ること) |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
該当科目のMoodleを1週間に数回は閲覧すること。 |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/03/22 13:33:57 |