科目名[英文名]
熱力学Ⅰ   [Thermodynamics Ⅰ]
区分 工学部専門科目等  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 14  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 021313
責任教員 [ローマ字表記]
齋藤 拓   [SAITO Hiromu]
所属 工学府 研究室   メールアドレス

概要
熱力学は化学系の研究を行う際に必要不可欠である。熱力学Iではその基幹となる実在気体の性質やエンタルピー・エントロピー・自由エネルギーなどの基礎的概念について講義する。
到達基準
講義中に話した熱力学の概念について理解している。
ファンデルワールス式を活用できる。
等温過程、定容過程、断熱過程に関する式を活用できる。
エンタルピーやエントロピーの式を活用できる。
授業内容
以下の概念に対するイメージを明確しながら講義を進める。
(前半1-7回)
1.完全気体と実在気体
2.実在気体における圧縮因子の温度・圧力依存性
3.対応状態の原理
4.熱力学第一法則
5.熱と仕事と内部エネルギー
6.等温過程、定容過程、断熱過程
7.定容熱容量と定圧熱容量
8.エンタルピー
9.定圧あるいは定容におけるエンタルピー変化
10.ジュール・トムソン効果
(後半8-15回)
11.熱力学第二法則
12.エントロピー
13.カルノーサイクル
14.クラウジウスの不等式
15.熱力学第三法則
16.自由エネルギー
17.マクスウェルの関係式
18.ギブズエネルギーの温度あるいは圧力依存性
19.化学ポテンシャル
20.フガシティー
履修条件・関連項目
2年次前期に物理化学演習Iを履修すること。
テキスト・教科書
アトキンス物理化学 (上巻) 第10版 東京化学同人
1章から3章
参考書
成績評価の方法
主に演習と期末試験の結果に基づいて評価する。
教員から一言
言葉や式の暗記ではなく、概念について原理から理解するように心がけて勉強してください。エンタルピーやエントロピーなど似通った単語が多く出てきますが、それらに対するイメージや違いが理解できれば、楽しく勉強できると思います。
キーワード
熱力学、気体、エンタルピー、エントロピー、エネルギー
オフィスアワー
講義のある日の昼休み
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/04/03 11:10:03