科目名[英文名] | |||||
有機材料化学特別講義Ⅰ(生命化学基礎) [Special Lecture on Organic Materials Chemistry I] | |||||
区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~4 | 開講時期 | 前学期 | |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 021319 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
跡見 順子, 清水 美穂 [ATOMI Yoriko, SHIMIZU Miho] | |||||
所属 | 工学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
自分の身体のつくりと機能するしくみについて科学的に学習する機会は皆無です。超高齢社会において、人生の最後まで元気に目的をもって生きる術をもつことは極めて重要です。本講義では、日々良く生きようとする意志・身心を育成できる私たち人間が生きている基盤を、生命を創発させた地球環境、現実に生きる社会、生命が採用した化学物質・生体高分子と物質が生み出す機能と相互の関係性、努力や学習などを可能にする適応の物質基盤から学習します。 |
到達基準 |
1)生命の単位「細胞」を構成する化合物の構造と機能、動く身体の材料化学基盤がわかっているか。 2)生命の創成基盤である細胞と個体の生存システム基盤の概念と設計戦略がわかっているか。生命(細胞)系譜における人の位置づけが分かっているか。3)生命及び生体材料の劣化(時間による機能の減退:たとえば加齢や疲労、疾病、とくに生活習慣病など)、疲弊の原因と防止指針がわかっているか。4)人とヒト以外生物や人工物の設計原理の差異がわかっているか。5)サステナブル社会を担う一員として、生命持続・人間持続のための生命化学基盤について説明できるか。 |
授業内容 |
本年の授業テーマ:教養のための人間科学「身心一体科学」〜細胞力を高め、自分の身体を知り生かす〜 (第1回) イントロダクション1 教養のための人間科学・「身心一体科学」 (第2回) イントロダクション2 教養のための人間科学・「身心一体科学」 (第3回) 身心一体科学講義:脳と心I:二つのストレス応答基礎 (第4回) 身心一体科学実習:脳と心II:基礎 「つもりと実際(2)」握力/直線長さグレイディングとStroop T (いのちのリアルと脳の危うさから人間の社会/自分のシステムアップを考える) (第5回) 教養のための身心一体科学:「いのち」の科学がなぜ必要か?健康寿命 (第6回) 生命化学特論I講義 (第7回) 生命化学特論II講義 (第8回) 生命化学I 実習 (第9回) 生命化学特論III基礎 (第10回) 生命化学特論IV基礎・演習 個人発表(パワーポイントを使った発表:全員1分) (第11回) 身心一体科学特論I基礎 (第12回) 身心一体科学特論II基礎 (第13回) 身心一体科学特論実習 (第14回) 身心一体科学特論IV基礎 (第15回) まとめ:個人発表 |
履修条件・関連項目 |
関連項目:生命科学、高分子化学、教養、システム論、社会産業とサステナブル人間科学 |
テキスト・教科書 |
跡見順子著『細胞力』を高める~身心一体学から健康寿命を延ばす(論創社2018/5/16)ISBN-13: 978-4846016746 |
参考書 |
骨格筋と運動 跡見順子編著 (杏林書院)、細胞の分子生物学(The Molecular Biology of the Cell)第5版 |
成績評価の方法 |
授業出席点60%(点呼時の出席と授業中に毎回実施するレポート課題提出の両方で4点/回)、プレゼンテーション(2回)20%、最終レポート20%により総合的に評価する。 |
教員から一言 |
自己創造、変化可能な生命原理を理解し、個の尊重、新しい社会産業創成、自己革新の生き方を身につけてください。 |
キーワード |
生命科学、高分子化学、教養・哲学、システム論、社会産業とサステナブル人間科学 |
オフィスアワー |
月曜日 14:30-18:00※メールでアポイントメントをとってくだされば、他の日時でも対応可能。mshmz@cc.tuat.ac.jp, yatomi@cc.tuat.ac.jp |
備考1 |
細胞や人間(自分)のシステムを理解するための実習を行います(授業の場所が異なるので注意)。 |
備考2 |
カリキュラムの順番は変更する可能性あり。 |
参照ホームページ |
http://celltobody.sandvox.net/ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/06/12 22:10:43 |