科目名[英文名] | |||||
物理プレゼンテーションⅠ [Arts of Scientific Communications Ⅰ] | |||||
区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 1 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~4 | 開講時期 | 後学期 | |
授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 021617 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
喜夛 真王 [KITA Mao] | |||||
所属 | 工学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
レポートなどを執筆するため、また、最終的には卒業論文の作成を目指して、日本語による文章の基本的な表現力を養っていく科目です。授業では、プリントを用いて文章表現の理論と方法を講義します。しかし、表現力は実践を伴ってこそ身に着きますので、実習として、教室で文章(レポート)を実際に書いてもらい、講師が添削していくことにします。 |
到達基準 |
?主題が明確でよくしぼられた一貫性のある文章を書くことができる。 ?不正・捏造を行うことなく、材料を多く集め、取捨選択して、説得力のある文章を書くことができる。 ?内容を正確に表し、正しく適切な日本語を用いて、社会人となっても役立つような文章表現ができる。 |
授業内容 |
第1回 オリエンテーション 授業内容の構成と進め方、文章表現に対する苦手意識、日本語クイズ 第2回 主題1 主題の定義、主題選択の基準、主題の決定としぼり方、日本語クイズ 第3回 主題2 主題文の作成とその意義、主題表、日本語クイズ 第4回 材料1 材料の定義とその意義、材料選択の基準、日本語クイズ 第5回 材料2 材料収集の心得と方法①(選ぶため多く集める、正しい材料) 日本語クイズ 第6回 材料3 材料収集の心得と方法②(適切な材料、強い材料)、主題の決定との関係、データの不正・捏造の悪影響等の諸問題 日本語クイズ 第7回 第1回実習 授業時間内に、800字のレポートを執筆して提出 第8回 構成とアウトライン1 構成の定義、構成の立て方、構成の型、日本語クイズ 第9 回 構成とアウトライン2 アウトラインの定義、アウトラインの作成法と種類、日本語クイズ 第10回 第1回実習講評 草稿の執筆 第1回実習の講評と優秀作品の発表、草稿の定義、草稿執筆の方法、日本語クイズ 第11回 推敲 推敲の定義と意義、推敲の方法、推敲の基準、日本語クイズ 第12回 表現のルールと心得1 段落・文 書式 段落の定義とルール、簡潔な文、文の誤りの類型、日本語クイズ 第13回 表現のルールと心得2 用語 用語選択の重要性、用語選択の基準、用語選択の実例 第14回 表現のルール3文字・表記 表記の基準、漢字、平仮名・片仮名、ローマ字、符号 第15回 第2回実習 授業時間内で800字のレポートを執筆して提出 |
履修条件・関連項目 |
PCに向かって検索・入力するだけでなく、時には書冊の辞書を引いたり、図書館や書店で書棚を眺めたり、読書をしたり、漢字や文を手で書いてみたりなどといった習慣を身につけていっていただきたい。さらにマスコミやインターネットで日本語の問題に関する記事を見つけたら、目を通し、その問題について考えてもらいたい。 |
テキスト・教科書 |
各回に配布するプリントをテキストとします。 |
参考書 |
授業内容によって、各回適切なものがあれば紹介していきます。 |
成績評価の方法 |
実習レポート第1回45%、第2回45%、出席及び授業参加状況10% 文章表現力を高める練習をする科目ですので、基準を達成できれば、良い成績になります(文章力に自信をつけてもらいたいという意味もあります)。ただし、甘く見られても困りますので、平成28年度の配点分布はあえて記載しないでおきます。 |
教員から一言 |
理化学研究所のSTAP細胞問題が起きたことなどで、論文の重要性を再認識したことでしょう。本講義ではベル研究所事件等論文不正問題について毎年取り上げて、正確なデータ収集・分析の重要性などを強調してきました。文章表現力は社会に出てからも必要とされる基本的な能力でもあります。物理学の専門科目ではありませんが、専門科目と同様に考えて、聴講し、実習を行ってください。 |
キーワード |
プレゼンテーション、レポート、卒業論文、文章、表現力、日本語 |
オフィスアワー |
質問等には可能な限りいつでも対応いたします。ただし、レポートの添削自体も、一種の対話であり、個別指導です。また、添削には授業準備を遥かに超える講師のプライベートタイムを費やすことも認識しておいていただけるとありがたい。 |
備考1 |
特別な理由のない大幅な遅刻は欠席とします。全回出席しても毎回遅刻を繰り返すのでは不合格です。 私語厳禁。 |
備考2 |
優秀なレポートは、コピーして配布し、授業で公表・論評します(これは学科からの要請です。コピーでは氏名・学籍番号を抹消するなど個人情報に配慮します)。レポートの内容は自由ですが、原則として、授業で取り上げても差し支えないと、自分で判断できる内容のものを執筆・提出してください。 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/09/19 9:27:37 |