科目名[英文名]
化学基礎   [Fundamental Chemistry]
区分 工学部専門科目等  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 14  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 021706
責任教員 [ローマ字表記]
芦間 英典   [ASHIMA Hidenori]
所属 工学府 研究室   メールアドレス

概要
本講は、化学の基礎である「物理化学」の基礎を講義します。初歩的な量子力学を学び、電子や原子を量子力学的に理解することになります。周期律表を量子数によって理解します。さらに化学結合を電子軌道や分子軌道の概念を用いて理解し、分子や固体結晶の成り立ちについて学びます。
到達基準
大学初年度で十分に理解できる範囲で、量子力学の基礎概念を理解している。
周期表を電子軌道の概念から理解している。
原子軌道(電子軌道)や分子軌道の概念を理解している。
化学結合を電子軌道や分子軌道の概念から理解している。
分子構造を、混成軌道や電子間反発の概念から理解できる。
授業内容
第1回 オリエンテーション、原子の概念
    教科書 第1章、配布資料
第2回 電子の波動性、シュレーディンガー方程式、量子力学の基礎
    教科書 第2章、付録A、配布資料

第3回、第4回 原子構造-水素原子-、ボーアの原子模型、極座標系、波動関数、原子軌道、量子数
       教科書 第2章、配布資料


第5回、第6回、第7回 原子の電子配置、周期表
           教科書 第3章、配布資料

第8回 中間テスト

第9回 化学結合とは? イオン結合、結合エネルギー、共有結合、原子価結合論、分子軌道論
   教科書 第4章、配布資料

第10回 共有結合、σ結合、π結合、二原子分子、エネルギー準位、極性
    教科書 第4章、配布資料

第11回 金属結合、バンド理論、半導体、配位結合
    教科書 第4章、配布資料

第12回 分子間相互作用
    教科書 第5章、配布資料

第13回 分子の構造:混成軌道
    教科書 第6章、配布資料

第14回 分子の構造:VSEPRモデル
    教科書 第6章、配布資料

第15回 期末テスト

履修条件・関連項目
nothing in particular
テキスト・教科書
基礎化学―原子・分子の構造と化学結合  大井 隆夫 竹岡 裕子 板谷 清司 (著), コロナ社 (2014/02)
参考書
アトキンス物理化学入門 ピーター アトキンス (東京化学同人)
完全図解周期表―ありとあらゆる「物質」の基礎がわかる (ニュートンムック Newton別冊サイエンステキストシリーズ)
成績評価の方法
中間テスト40%、期末テスト50%、出席10%
テストはテキスト・ノート・参考書等の持ち込みは原則不可
教員から一言
電子や原子は量子力学によって理解する必要がありますが、大学初年度においてもその概念を理解することは必ずできます。
キーワード
量子、電子、波動方程式、シュレーディンガー方程式、不確定性原理、電子軌道、水素原子、量子数、元素、周期表、電子軌道、分子軌道、化学結合、結晶
オフィスアワー
オフィスアワー: 講義終了後の0.5〜1.0時間
備考1
Moodle上で講義に用いたスライドや資料・練習問題等を公開する予定です。
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2018/04/02 11:16:14