科目名[英文名]
電気・電子回路   [Electric and Electronics Circuits]
区分 工学部専門科目等  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 14  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 021818
責任教員 [ローマ字表記]
櫛橋 康博   [KUSHIHASHI Yasuhiro]
所属 工学府 研究室   メールアドレス

概要
本科目では,電気回路と電子回路の2つの分野を扱います.それぞれ大きな分野ですが,情報工学に特に関わりが深い項目に焦点を当て学んでいきます.まず,基本となる電流,電圧,抵抗についての説明からはじめ,回路理論,LCRを含む回路の解析について,さらに,ダイオードやトランジスタなど半導体の概要と基本的な回路,ディジタル回路,AD変換やDA変換などについて説明していきます.一連の説明に加え,理解を深めるために演習を適宜実施します.
到達基準
(1) 直流回路と交流回路に関わる計算方法をマスターし,基礎的な回路の解析ができる
(2) 半導体の基本的な特性を理解し,基本回路の設計ができる
(3) アナログ回路とディジタル回路との違い,AD変換,DA変換の動作原理が理解できる
授業内容
1回目 授業オリエンテーションと回路理論概要
電流,電圧,オームの法則,キルヒホッフの法則
2回目 直流回路
 抵抗回路網の解析
3回目 交流回路(1)
 受動素子の性質,インピーダンス
4回目 交流回路(2)
微分方程式による回路解析,定常応答,過渡応答
5回目 交流回路(3)
複素インピーダンス,複素電圧,複素電流
6回目 交流回路(4)
演習問題
7回目 リレー回路
 スイッチ回路,リレー回路による論理演算
8回目 半導体
 半導体,ダイオード,トランジスタ
9回目 トランジスタの静特性と増幅回路
 トランジスタの静特性,負荷線,動作点
10回目 ディジタル回路(1)
 素子の構成と概要,基本ゲート,半加算器と全加算器
11回目 ディジタル回路(2)
 加減算回路,順序回路
12回目 AD変換とDA変換
 アナログとディジタルの違い,AD,DA変換方式と特徴
13回目 量子化と標本化
 サンプリングの定理,ナイキスト周波数,エリアシング誤差
14回目 オペアンプの基本
 理想オペアンプ,反転増幅器,非反転増幅器
15回目 期末テスト

履修条件・関連項目
テキスト・教科書
必要に応じて資料を配付します.事前にMoodleにアップしておきますので予習に役立ててください.
参考書
成績評価の方法
期末試験(100点):60点以上を合格とする
教員から一言
電気回路および電子回路は,どちらも裾野の広い分野で全て網羅することはできませんが,的を絞りエッセンスを会得できるようまとめています.さらに,実験や卒論で応用しやすいよう,より実践的な内容を含んでいますので,演習問題は手を抜かずしっかりと解くようにして下さい.
キーワード
電圧,電流,回路理論,交流回路,トランジスタ,オペアンプ,ディジタル回路
オフィスアワー
講義終了後に講師控え室
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2018/09/25 10:12:50