| 科目名[英文名] | |||||
| 物理化学演習Ⅱ [Exercises in Physical Chemistry Ⅱ] | |||||
| 区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 1 | |
| 対象学科等 | 対象年次 | 2~4 | 開講時期 | 前学期 | |
| 授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 022318 | ||
| 責任教員 [ローマ字表記] | |||||
| 帯刀 陽子 [TATEWAKI Yoko] | |||||
| 所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス | ||
| 概要 |
| 本講義では、有機材料化学の分野では必要不可欠である物理化学を演習形式で学ぶことができます。内容は、主に熱力学Ⅱに沿っており、様々な物質の状態や平衡、分子運動、電気化学、化学反応速度が中心です。これらの項目に関する演習問題を幅広く解き、解答から解説までの流れを通じて実践的な学力を身につけることを目標とします。 |
| 到達基準 |
| 演習問題を通じて熱力学的な平衡論の基礎を身につけます。相平衡(一成分系・多成分系)、化学変化を伴う化学平衡、平衡電気化学の基礎を理解します。 |
| 授業内容 |
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前半・第Ⅰ部では上巻、後半・第Ⅲ部では下巻を用います。それぞれのテーマは講義2回で消化する予定です。 1:ガイダンス、物理化学演習Ⅰの復習問題 2:アトキンス物理化学・上巻(第Ⅰ部・平衡) (1)純物質の物理的な変態(相図、相の安定性と相転移、液体の表面) (2)単純な混合物(混合物の熱力学、溶液の性質、活量) 3:中間試験(上記2の範囲) 4:アトキンス物理化学・上巻(第Ⅰ部・平衡) (3)相図(相・成分、二成分系、いろいろな相図) (4)化学平衡(自発的な化学反応、ルシャトリエの原理、酸と塩基) (5)平衡電気化学(溶液中のイオンの熱力学、電池、標準電位とその応用) 5:アトキンス物理化学・下巻(第Ⅲ部・変化) (1)運動する分子(気体の運動、液体中のイオンの移動、拡散) (2)化学反応速度(化学反応速度論、速度式の解釈) 4: 期末試験(上記2,3の全範囲) |
| 履修条件・関連項目 |
| 必修科目である熱力学Ⅱも併せて習得するのが望ましい。演習問題の傾向は前期の熱力学Ⅱと関係していて、熱力学Ⅱの講義科目に沿った内容です。 |
| テキスト・教科書 |
| アトキンス物理化学(上・下巻)第8版。演習問題は適宜配付します。 |
| 参考書 |
| 図書館にある物理化学に関する書籍を参考にしてください。 |
| 成績評価の方法 |
| 毎回の授業では演習問題を複数題解いてもらいます。演習問題の提出(出来・不出来も問う)を10%、中間試験を40%、期末試験を50%として、成績を総合的に評価します。期末試験の欠席は不合格です。 |
| 教員から一言 |
| 演習問題を通じた実践的なトレーニングです。これまでの物理化学の理解度がより高まるはずです。物理化学は、皆さんの将来の研究生活の基礎となる重要な科目ですので、今のうちにしっかりと努力して身につけておいて下さい。 |
| キーワード |
| 相、相転移、相図、平衡、電気化学、拡散、イオン移動、化学反応速度 |
| オフィスアワー |
| 4-106室にて随時 |
| 備考1 |
| 備考2 |
| 参照ホームページ |
| http://web.tuat.ac.jp/~tatewaki/ |
| 開講言語 |
| 日本語 |
| 語学学習科目 |
| 更新日付 |
| 2018/03/22 16:37:12 |