科目名[英文名]
無機化学Ⅲ   [Inorganic Chemistry Ⅲ]
区分 工学部専門科目等  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 24  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 022320
責任教員 [ローマ字表記]
尾池 秀章   [OIKE Hideaki]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
概要
主に遷移元素の化学を講義する。遷移金属がある種の有機分子と配位結合によって結びついた化合物を、錯体(配位化合物)と呼ぶ。まず錯体の構造、結合の性質、物性を配位子場理論を理解しながら学ぶ。次いで、第一系列、第二系列および第三系列の遷移元素についての各論について詳述する。

到達基準
目標
遷移元素化学の基礎となる配位子場理論を理解し、各遷移元素それぞれの特性に関する基本的理解を得る。
授業内容
授業の進め方は状況により変わることもあるが,おおむね以下の内容で進める。

1 遷移元素入門(23章)配位子場理論、結晶場理論1
2 遷移元素入門(23章)配位子場理論、結晶場理論2
3 遷移元素入門(23章)分子軌道理論1
4 遷移元素入門(23章)分子軌道理論2
5 遷移元素入門(23章)遷移金属錯体の磁気的性質
6 遷移元素入門(23章)遷移金属錯体の電子吸収スペクトル1
7 遷移元素入門(23章)遷移金属錯体の電子吸収スペクトル2
8 遷移元素入門(23章)ヤーン-テラー効果、安定化エネルギー
9 第一遷移系列元素(24章)概論
10 第一遷移系列元素(24章)各論1
11 第一遷移系列元素(24章)各論2
12 第一遷移系列元素(24章)各論3
13 第二および第三遷移系列元素(25章)概論1
14 第二および第三遷移系列元素(25章)概論2
15 ランタノイド元素およびアクチノイド元素(26、27章)概論
履修条件・関連項目
無機化学と有機化学の基礎知識を有していること
テキスト・教科書
コットン、ウィルキンソン、ガウス 著、中原勝儼 訳、「基礎無機化学」(培風館)
参考書
バソロ、ジョンソン著、山田祥一郎訳、『配位化学 第2版』(化学同人)
成績評価の方法
出席・受講状況(10%)授業期間内に行う2回の試験(45%+45%)を基本とする
教員から一言
授業では、基本的かつ重要な事項を説明するが、学生が学ぶべき全てのことを説明する訳ではない。個人個人で積極的に知識を習得して欲しい。
キーワード
遷移金属、金属錯体,配位結合,配位子場理論
オフィスアワー
オフィスアワー: 講義終了後1時間(他の時間も予定が空いている限り対応する)
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/03/08 11:46:44