科目名[英文名]
材料科学   [Material Science]
区分 工学部専門科目等  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 24  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 022416
責任教員 [ローマ字表記]
田村 元紀   [TAMURA Motonori]
所属 工学府 研究室   メールアドレス

概要
講義はPPを用いた説明形式。鉄鋼や半導体など材料科学の基礎を理解しながら、環境に配慮した先端材料技術に言及する。材料特性と用途、材料製造プロセス、材料の開発と設計に主題を置き、実際の適用事例や問題点を織り交ぜながら講義を進める。発表は4つのグループに分け、英語の総説、論文の購読、PPによるグループ発表と質疑討論を行う。知識に加え、コミュニケーションと討論方法についての能力向上をめざす。
到達基準
(1)結晶構造,格子欠陥,拡散,機械的性質,強化機構,状態図,組織形成の概念を理解し,構造材料や機能材料としての利活用の判定をすることができる.
(2)材料の製造方法やシステム設計の仕組みを理解し,環境や社会問題への関わりを説明できる.
授業内容
第1回:ガイダンス:環境、社会、材料
第2回:材料特性:結晶構造と格子欠陥 
第3回:材料特性:拡散 
第4回:材料特性と用途:機械的性質と強化機構 
第5回:材料特性と用途:相平衡と状態図 
第6回:材料特性と用途:組織形成
第7回:材料特性と用途:材料の物理的・化学的性質
第8回:中間テスト 
第9回:材料製造プロセス:地球温暖化、金属製造プロセス
第10回:材料製造プロセス:循環型社会、資源
第11回:材料製造プロセス:システム設計、加工と熱処理、腐食と防食
第12回:材料の開発と設計:グループ発表とディスカッション(1班、2班)
第13回:材料の開発と設計:グループ発表とディスカッション(3班、4班)
第14回:材料の開発と設計:グループ発表補足、水素エネルギー社会の紹介
第15回:期末テスト
履修条件・関連項目
材料の構造(結晶構造、格子欠陥、組織形成など)と物性(熱力学、拡散、力学物性、固体物性など)の科学的理解に重点をおきます.無機化学や物理化学の基礎的な知識の上で講義を行うので十分に復習しておいてください.
テキスト・教科書
配布資料
参考書
佐久間健人・井野博満著、材料科学概論、朝倉書店
C.R.バレット・W.D.ニックス・A.S.テテルマン著、井形直弘・堂山昌男・岡村弘之訳、材料科学1-3、培風館
W.D.キャスター著、入戸野修監訳、材料の科学と工学 1-4、培風館
成績評価の方法
評価の対象は主に中間テスト、グループ発表、期末テストまたはレポートですが、講義おける達成度も評価します.講義で実施した演習の回答内容も評価対象とします.成績はS(90-), A(80-90), B(70-80), C(60-70), D(不合格)で評価します.
教員から一言
材料は環境や社会と密接に関わっていて,その基礎科学を理解することは重要です.実際の適用事例や問題点などを織り交ぜながら講義を進めていきます.
キーワード
材料科学・結晶構造・格子欠陥・拡散・状態図・組織形成・プロセス工学・システム設計・水素エネルギー社会
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
http://tamura-lab.com/?page_id=251
開講言語
語学学習科目
更新日付
2018/09/10 11:56:00