科目名[英文名] | |||||
物理システム工学実験Ⅰ [Experiments in Applied Physics Ⅰ] | |||||
区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 2~4 | 開講時期 | 前学期 | |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 022609 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
畠山 温 [HATAKEYAMA Atsushi] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
物理システム工学実験1は後期の2とともに1年間にわたって下記の6テーマを行う。物理システム工学科の教員がそれぞれのテーマを担当し、実験指導に当たっている。学生各人はおおむね10人程度のグループに分かれ、4週で1テーマを行う。実験は数人ずつの単位で協力して行なう。結果をまとめたレポートについて、一回目にレポート指導を実施している。 |
到達基準 |
(1)講義で習う物理学の知識を実験という現場で活用できること。 (2)既習分野でなくても自ら勉強し、対応できること。 (3)実験結果や考察を論理的に文章で表現できる能力を身に付けること。 |
授業内容 |
(1)力学:振動現象とそれに伴なう物理量 力学は物理学の出発点となる学問体系である。ここでは、振動現象を取り扱い、総合的に力学事象を理解する。また、振動現象として電気回路との類似性を理解する。 (2)電磁気学:電気的現象と磁気的現象の相互作用 電磁気学は物理学の基礎となる学問のひとつである。ここでは、ファラデーの電磁誘導、コイルの相互誘導、自己誘導現象など、動的な電気・磁気的な実験を行い、その相互作用を理解する。 (3)光学: 微小な長さを測定する装置としてレーザー干渉計の原理と構成を理解し、実際に個別の部品から組み立て、その動作を確認することを目的とする。レーザー干渉計の基本原理として、光の干渉を学習し、光の波としての性質を実体験することを目的とする。 (4)真空技術: 真空技術は実験研究上、きわめて有用な技術である。ここでは、平均自由行程の考え方を学び、コンダクタンスの測定、真空計の校正、真空凍結実験を行う。 (5)アナログ回路実験: アナログ回路は、実験測定上、欠かせない技術である。ここでは、バイポーラトランジスタを用い、増幅回路を作る。 (6)ディジタル回路: ディジタル回路は、通信、電子機器の基礎技術である。ここでは、論理回路の基礎を学ぶ。また、トランジスタや、ダイオードの特性を調べ、論理ゲートがそれらより構成されていることを知る。 |
履修条件・関連項目 |
実験テーマは物理システム工学科で開講している講義全般にわたっている。物理学の素養を身につけるためのものであり、既習分野でなくても対応できるようにしてほしい。 |
テキスト・教科書 |
物理システム工学科の各教員によって書かれたテキストを使用する。内容の改善や装置の更新もあり、ほぼ毎年改訂している。 |
参考書 |
参考書等はテキストの各テーマの章末にまとめられている。 |
成績評価の方法 |
学生実験は自らの手で実験することが前提であるから、出席し決められた期日までにレポートを提出することが基本である。成績は各教員の評価を総合して決定する。 |
教員から一言 |
限られた時間内に有効に実験するためには、事前にテキストをよく読んで実験に臨み、実験中は得られたデータをすぐ整理し、グラフにしてその場で理解を深める。このようにすれば実験終了時にはレポートの骨格ができあがっていることになり、締め切り日までに肉付けすればよりよいレポートが作成できる。 |
キーワード |
力,電磁気,真空技術,光,エレクトロニクス |
オフィスアワー |
各テーマに関する質問等は各テーマを担当する教員にあたること。テーマ担当およびグループ分け、スケジュール等は初回「実験ガイダンス」のときに配布する。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/03/26 14:29:35 |