科目名[英文名] | |||||
生物化学 [Biochemistry] | |||||
区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 3~4 | 開講時期 | 前学期 | |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 023401 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
寺田 昭彦 [TERADA Akihiko] | |||||
所属 | 工学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
生物化学とは、生命現象を分子レベルで説明する科学の一分野です。例えば、生物を構成しているものは何か?生物はどのようにして生命活動を維持しているのか?といった基本的な疑問に対する答えを見出すことができます。近年では生物化学の医学(がんや糖尿病などの治療法)や工業面(廃水処理や薬品の合成)への寄与が日増しに大きくなってきています。本講義では、基礎的事項を学ぶとともに、生活に関連する生物化学に関する話、エンジニアとして知っておくべき応用面に関しても説明していきたいと思います。 |
到達基準 |
生物化学の理解には、生物を構成する物質を理解すること、それらがどのように生命維持のために利用されているかを理解することが重要です。したがって、以下の点が理解できていることが特に重要です。 -生物を構成する生体高分子の役割について理解する -タンパク質の構造と機能の関わりを理解する -遺伝情報がどのように機能に結び付くかを理解する -DNAの複製はどのように行われているかを理解する -酵素の阻害形式を理解する -生物が代謝によってどのようにエネルギーを獲得しているかを理解する 授業では板書と配布するスライドをスクリーンを用いて説明しながら進めていきます。毎回の講義の聴講と復習を行うことが単位取得には重要です。 |
授業内容 |
第1回 ガイダンスおよび生物化学の序論 第2回 生物化学理解のための基礎 -水溶液の化学- 第3回 アミノ酸・タンパク質 特性 第4回 アミノ酸・タンパク質 構造・応用 第5回 核酸 -DNAとRNA-特性・構造 第6回 核酸 -DNAとRNA-応用、DNA修復・複製について(ガン) 第7回 酵素1 酵素の特徴・役割・反応速度 第8回 中間試験 (第1-7回までの講義内容) 第9回 酵素2 反応速度と阻害 第10回 糖質 第11回 脂質 第12回 代謝1-代謝とは・解糖系- 第13回 代謝2-クエン酸回路・酸化的リン酸化- 第14回 代謝3-光合成- 第15回 期末試験 (第9-14回までの講義内容) |
履修条件・関連項目 |
化学・生物に関する講義をある程度受けていることが望ましいです。ただし、履修条件とはしません。 |
テキスト・教科書 |
講義を通して使用するテキスト・教科書は指定しません。 |
参考書 |
どのテキストも皆さんの生物化学に対する知識を深めるのに役に立つと思います。講義ではPratt and Cornely「エッセンシャル生化学(東京化学同人)」、細胞の分子生物学第5版(Newton Press)、鈴木幸一「生化学第2版(東京化学同人)」などの一部(図や表等)を利用して説明をしていきます。 |
成績評価の方法 |
クイズ、2つの定期試験の結果により成績を評価します。配分はクイズ10%、中間・期末90%/(45/45%)です。 |
教員から一言 |
生物のもつ神秘や生活に役立つ側面を紹介しつつ、生物化学に関する知識を深めてもらえばと考えています。 |
キーワード |
タンパク質、核酸、DNA、RNA、脂質、糖質、代謝 |
オフィスアワー |
質問・要望等はメールにてアポイントを取るようにしてください。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/04/04 16:01:49 |