科目名[英文名]
高周波伝送工学   [Microwave Transmission Engineering]
区分 工学部専門科目等  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 34  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 023729
責任教員 [ローマ字表記]
有馬 卓司   [ARIMA Takuji]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
携帯電話などに使用されている,高周波についてその特性と解析・設計方法を理解する.
到達基準
高周波に関する基礎的な知識の習得と応用技術の基本的な理解.
授業内容
1.イントロダクション
基礎知識,電波の定義,マイクロ波の定義,その特徴,応用例

2.分布定数回路(1) 
マイクロ波における伝送線路の等価回路.特性インピーダンス・伝搬定数

3.分布定数回路(2) 
反射係数・規格化インピーダンス

4.定在波分布と定在波比 
定在波の発生,定在波比の定義,規格化インピーダンスの関係

5.スミスチャート
スミスチャートの原理,使い方

6.伝送線路の整合
スタブ,λ/4変成器などによるマイクロ波回路の整合

7.演習

8.各種導波路の特徴
マイクロ波導波路の種類とその特徴,伝搬する電波の形態,波動方程式.

9.同軸線路・平行2線線路
特徴,線路定数,電磁界の分布

10.方形導波管(1)
特徴,電磁界分布,伝搬定数,遮断周数

11.方形導波管(2)・円形導波管
伝送モード・平面波との関係.伝送損失

12.マイクロ波回路(1)
方向性結合器・マジックT,ハイブリッドリング

13.マイクロ波回路(2)
フェライト,アイソレータ,サーキュレータ

14.Sマトリクス
Sマトリクスとは・整合条件・可逆条件

15.演習
履修条件・関連項目
電磁気学ⅠおよびⅡ、電気回路
テキスト・教科書
「マイクロ波・ミリ波工学」内藤喜之,コロナ社
参考書
そのつど指定する
成績評価の方法
出席,演習,テスト
教員から一言
通信の高周波数化,デバイスの高集積化が進む中非常に重要な科目である
キーワード
オフィスアワー
月曜18:00〜
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/06/11 10:02:40