科目名[英文名] | |||||
電気法規および施設管理 [Laws and Regulations for Electrical Engineering] | |||||
区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 4~4 | 開講時期 | 前学期 | |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 024702 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
氏家 徳治 [UJIIE Tokuji] | |||||
所属 | 工学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
「電気法規および施設管理」は、実際に電気エネルギーを供給・活用していく場合に必要となる電気関係法令の体系的な理解と共に、各電気関係科目を総合化した形の電気施設について、その管理方法の要点を学ぶ。具体的には、電力自由化や自主保安体制への大きな流れを踏まえて、電力系統、電気設備、電力経済、エネルギー問題等について全般的な理解・知識を得た上で電気関係法令を学習する。この科目は、電気主任技術者の国家資格取得のための必修科目ともなっている。 |
到達基準 |
1.履修生は、電力の特質、エネルギー問題について説明できる。 2.履修生は、電力系統・電気設備の基本構成・機能について説明できる。 3.履修生は、電気関係法規の体系・目的、自主保安の考え方について説明できる。 4.履修生は、電気設備の工事・維持・運用に関し、保安確保のポイントについて説明できる。 |
授業内容 |
第 1 回 オリエンテーション(講義概要説明)、電力の特質、電力とエネルギー問題 【予習】新聞・書籍等によるエネルギー問題の調査 【復習】授業内容の要点整理 【宿題】巻末問題およびミニテスト準備 第 2 回 電気事業の歴史、電力自由化、電力需要、供給力の分類と特質 【予習】テキスト該当項目の概略理解 【復習】授業内容の要点整理 【宿題】巻末問題およびミニテスト準備 第 3 回 電力需給計画、電源開発計画、電力施設と環境保全、新エネルギーの開発 【予習】テキスト該当項目の概略理解 【復習】授業内容の要点整理 【宿題】巻末問題およびミニテスト準備 第 4 回 電力系統の基本構成、系統連係、電力系統の安定度・保護方式 、ミニテスト実施 【予習】テキスト該当項目の概略理解 【復習】授業内容の要点整理 【宿題】巻末問題およびミニテスト準備 第 5 回 電力系統の周波数調整・電圧調整・経済運用、電力品質 【予習】テキスト該当項目の概略理解 【復習】授業内容の要点整理 【宿題】巻末問題およびミニテスト準備 第 6 回 電気関係法規の体系、電気事業に関する規制、電気保安確保の考え方 【予習】テキスト該当項目の概略理解 【復習】授業内容の要点整理 【宿題】巻末問題およびミニテスト準備 第 7 回 電力施設の見学 (第13回授業で課題レポート提出) 【予習】授業内容全体の確認とレポートテーマの選定 【復習】見学内容の整理 【宿題】課題レポート作成 第 8 回 主任技術者制度、電気工事士法、電気用品安全法、電源三法、計量法 、ミニテスト実施 【予習】テキスト該当項目の概略理解 【復習】授業内容の要点整理 【宿題】巻末問題およびミニテスト準備 第 9 回 原子力関係法令、大気汚染防止法、電気設備技術基準の概要 【予習】テキスト該当項目の概略理解 【復習】授業内容の要点整理 【宿題】巻末問題およびミニテスト準備 第 10 回 電気設備技術基準:接地工事、発電所・変電所の施設 【予習】テキスト該当項目の概略理解 【復習】授業内容の要点整理 【宿題】巻末問題およびミニテスト準備 第 11 回 電気設備技術基準:電線路の種類、架空電線路の施設 、ミニテスト実施 【予習】テキスト該当項目の概略理解 【復習】授業内容の要点整理 【宿題】巻末問題およびミニテスト準備 第 12 回 電気設備技術基準:地中電線路・電気使用場所の施設、国際規格他 【予習】テキスト該当項目の概略理解 【復習】授業内容の要点整理 【宿題】巻末問題およびミニテスト準備 第 13 回 規格・基準の体系および国際整合化 【予習】テキスト該当項目の概略理解 【復習】授業内容の要点整理 【宿題】巻末問題およびミニテスト準備 第 14 回 重要事項の整理 、ミニテスト実施、レポートプレゼン・質疑応答 【予習】テキスト該当項目の概略理解 【復習】授業内容の要点整理 【宿題】巻末問題およびミニテスト準備 第 15 回 期末学力考査および要点解説 【予習】授業内容全体の理解 【復習】考査問題の理解・整理 |
履修条件・関連項目 |
特になし。ただ、電力工学、エネルギーネットワーク工学、高電圧工学などの強電系科目を学んでおく方が理解はしやすい。 |
テキスト・教科書 |
配布プリント ただし、プリントは要点のみの記載にとどまるため、一層の内容理解のためには、次の参考図書を購読するのが望ましい。 |
参考書 |
薦田康久編著「電気施設管理と電気法規解説(13版改定)」(電気学会) |
成績評価の方法 |
平常点(ミニテスト、討論参加等):課題レポート:期末考査=40%:20%:40%のウェイトとし、合計60点以上を合格とする。平常点を重視し、出席率は70%(11回)以上を必須とする。 期末試験は、論述式を中心とするとする予定であり、きちんと授業を聞いていれば合格自体は難しくはない。H29年度成績分布 S 43%、A 43%、B 14%、C 0%、D 0% |
教員から一言 |
電力自由化、新エネルギー、規制緩和に関わる最近のトピックスなどを織り交ぜ、適宜ビデオ教材なども使いながら、理解を促進するための工夫をしていく予定である。講義をしっかり聴いていれば、単位取得は難しくはない。履修者は、極力授業に出席して、自ら問題意識をもって積極的に討論等に参加することを希望する。 |
キーワード |
電力自由化、エネルギー、電力系統、施設管理、電気法規、電気事業法、電気設備技術基準 |
オフィスアワー |
質問は、主として、授業中および授業修了後に適宜受け付ける。 |
備考1 |
授業中適宜質問するなど積極的な参加を希望します。ただし、私語・遅刻は厳禁とします。 この授業を機会に、ぜひ電気エネルギーに興味ももっていただけるよう願っております。 |
備考2 |
普通に取り組んでいただければ単位取得は可能です。 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/03/05 13:05:09 |