科目名[英文名]
生命科学特別講義(ゲノム工学)   [Special Lecture on Life Science(Genome Engineering)]
区分 工学部専門科目等  選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 34  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 025102
責任教員 [ローマ字表記]
中村 史, 金 賢徹, 中村 徳幸   [NAKAMURA Chikashi, KIM Hyonchol, NAKAMURA Noriyuki]
所属 工学府 研究室   メールアドレス

概要
生命工学に関連する最先端の研究に関しての知見を広めるとともに、その内容についての理解を深めることを目的としている。
連携大学院教官(産業技術総合研究所)による特別講義である。産業技術総合研究所の生命工学領域(https://unit.aist.go.jp/lsbt/rp-lsbt/index.html)において展開される生命工学研究に関して、研究を遂行するのに必要な基礎的知識に関して説明し、研究の最先端で用いられる技術の解説、その背景から将来展望を交えて講義を行う。
到達基準
将来ライフサイエンス、バイオテクノロジー研究に携わる可能性を持つ学生として自覚を持った課題作成を行うことが出来ること。
授業内容
第 1回(4/12):イントロダクション 中村 史
第 2回(4/19):生命計測技術1 金 賢徹
第 3回(4/26):生命計測技術2 金 賢徹
第 4回(5/10):ゲノム編集1 加藤義雄
第 5回(5/17):ゲノム編集2 加藤義雄
第 6回(5/24):細胞工学1 中村徳幸
第 7回(5/31):細胞工学2 中村徳幸
第 8回(6/ 7):分子モーター1 梅木伸久
第 9回(6/14):分子モーター2 梅木伸久
第10回(6/21):バイオセンシング技術1 金 賢徹
第11回(6/28):バイオセンシング技術2 金 賢徹
第12回(7/ 5):生物工学概論 中村 史
第13回(7/12):遺伝子導入技術 中村 史
第14回(7/19):環境ホルモンと免疫 中村 史
第15回(7/26):人工抗体 中村 史


第2,3回:生命計測技術1,2では、様々な顕微鏡の原理と特徴を解説した上で、1分子や1細胞の機能を計測するための技術について解説する。第4,5回:ジンクフィンガーヌクレアーゼ1,2では、生物ゲノムを自在に操作できる生物工学技術として注目されているジンクフィンガーヌクレアーゼ(ZFN)について、分かりやすく解説する。第6,7回:細胞工学1,2では、ティッシュエンジニアリングや再生医工学に関連する基盤材料の研究開発とその動向、細胞増殖・細胞活性の測定法、ES細胞・クローン動物に関する基礎的知見、さらには倫理的な観点からの解説を行う。第8,9回:分子モーター1,2ではアクチンミオシンを中心に分子モータータンパク質の分子の特性と機能を概説し、その応用について紹介する。第10,11回:バイオセンシング技術1,2では、ナノ材料や微細加工技術を応用して、標的となる分子や細胞を検出する技術について解説する。第12〜15回は、主にナノバイオテクノロジー関連の研究を紹介する。ナノニードルを用いたバイオセンサーから再生医療まで、生物の機能を利用することの利点について理解し、バイオテクノロジーの方向性について理解することを狙いとする。第15回の講義で演習を行う。レポート課題、演習課題については、講義内で説明す
履修条件・関連項目
特になし
テキスト・教科書
使用しない
参考書
生命工学への招待 -基礎と応用-  (松永 是 編著) 朝倉書店
THE CELL 細胞の分子生物学 ニュートンプレス
ワトソン遺伝子の分子生物学(下) 電機大出版局
ロアット免疫学要説 理工学社
成績評価の方法
講義への出席状況(小テスト有り:50%)、レポート(1回:50%)。
教員から一言
・履修条件等はなく幅広く先端の研究について紹介するので、興味を持っている学生は受講して欲しい。
・出席は講義時の小テストあるいは点呼により把握する。
・質問は講義中、講義後、下記のオフィスアワー等時に直接、あるいは電子メールで随時受け付ける。
キーワード
再生医療,細胞工学,バイオセンサー,ペプチド工学,ゲノム工学,ナノバイオテクノロジー
オフィスアワー
毎週木曜日、金曜日10:00〜18:00まで。場所:11号館404号室
備考1
備考2
参照ホームページ
https://unit.aist.go.jp/bmd/biomed-cme/
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/03/09 11:16:24