科目名[英文名]
機械システム特別講義(管理工学)   [Special Lecture of Mechanical Systems]
区分 工学部専門科目等  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次   開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 025505
責任教員 [ローマ字表記]
ZHAO WEILIN   []
所属 工学府 研究室   メールアドレス

概要
経営管理(マネジメント)とイノベーションに関する基本概念・理論をベースに、経営現象の理解のための枠組みを提供したうえで、イノベーションを様々な視点から捉え、イノベーションを経営管理やビジネスに活かすことについて理解を深める。新しい情報技術の進展に伴う経営環境の変化や、それが経営管理やイノベーション活動および消費者行動に及ぼす影響などを考え、デジタル変革時代のイノベーション・マネジメントに関する知見を深める。
到達基準
(1)経営管理とイノベーションに関する基本概念・理論を理解できている。 (2)イノベーションの理論で経営学の現象・事例を説明できる。
授業内容
1. 授業オリエンテーション :授業内容説明、スケジュール及び進め方、履修上の注意点等
2. 経営管理(マネジメント)とは何か :概念、内容、討論(皆が理解しているマネジメントとは)
3. 経営管理の要素、戦略、国際ビジネス :経営資源、経営戦略、国際ビジネス、討論(マネジメントに重要と思われる要素・戦略)
4. イノベーションとは何か:Schumpeterの論説から
5. イノベーション類型―前編:科学・技術による創出を軸としたイノベーション、イノベーションの集積(シリコンバレーや中国の事例)など
6. イノベーション類型―後編:社会的価値の創出、ソーシャルイノベーション、社会的企業と社会起業家
7. イノベーションの普及論―前編:ロジャーズの普及論、疫学モデル、イノベーションと社会的受容                                            8.イノベーションの普及論―後編:キャッシュレスの事例、日中における普及の比較    (小論文、800字前後)                                 
9. 破壊的イノベーション理論:理論体系、テクノロジーによる破壊と創造、討論(スマートフォンなど破壊的テクノロジーの事例)
10. 人工知能(AI)の発展に関する議論:AIがもたらす影響、中国におけるAIの進展と活用、討論(AIの進展をどう受け入れるか)
11. イノベーション活動における起業活動:米国、日本、中国における起業環境・活動、討論(起業に対する見方) 
12. 時代のパラダイムシフトーデジタル化の加速:情報通信技術(ICT)の進展と経営環境の変化、討論(デジタル化による影響)
13. プラットフォーム、エコシステムを考える:プラットフォーム、エコシステムの定義、考え方
14. プラットフォームイノベーションに関する事例研究:米国、日本、中国のICT大手・ベンチャーの事例   (小論文、800字前後)
15. 総括、議論

履修条件・関連項目
特にないが、経営学に関する基本的な理解がわかるとなお良いです。
テキスト・教科書
毎回レジュメを配布する。
参考書
野城智也『イノベーション・マネジメント』(東京大学出版会、2016)
三藤利雄『イノベーションの核心』(ナカニシヤ出版、2018)
Andrew McAfee『The Second Machine Age』(日経BP社、2014)
成績評価の方法
授業での討論参加状況・発言(60%)、小論文(40%)
教員から一言
約100年前にオーストリアの経済学者であるシュンペーターはイノベーションの重要性を見出しました。以来、イノベーションに関する理論や実践への追求が不断に行われ、経済学、経営学、社会学など様々な分野でイノベーションが大変重要なワードになっています。イノベーションに関する理解を深めましょうう。
キーワード
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2018/07/11 11:49:12