科目名[英文名]
生物的制御学特論   [Advanced Biological Control of Insect Pests]
区分 専門分野科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 05MC5418
責任教員 [ローマ字表記]
井上 真紀, 陰山 大輔   [INOUE Maki]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
自然界においては、いかなる生物も他の生物となんらかの形で関わり合いをもっている。共生には相利共生や片利共生だけでなく、寄生や被食-捕食の関係も含まれており、こうした相互関係は不変ではなくダイナミックに変化する。本講義では、昆虫を中心とした多様な相互作用について、生態学、生物地理学、保全生物学、環境経済学など多面的な視点から論ずる。

集中講義
生物はよくできている。近年の生物学、特に分子生物学は、生物が持つ様々な機能を詳細に解析し、それらがいかに洗練され、精緻なかたちで、生存・繁殖に寄与しているかを次々に明らかにしてきた。一方、それにともなって、1つの生物種のみを調べても分からない重要な生命現象が存在し、それらは複数の異なる生物間の絶妙な相互作用の上に成り立っていることが浮き彫りになってきた。さらには個体レベルでも、すべての遺伝子が利害をともにしているわけではなく、自然界ではしばしばダイナミックな変化が起きている。本講義では、様々な最新トピックを通じて、我々がかつて常識としてみなしてきた概念を揺るがせるような研究の潮流を味わっていただきたい。
到達基準
さまざまな視点で研究を考えることができる。

集中講義
生命現象の背後にある本質について楽しみながら考えを巡らせることができる。
授業内容
1. 華麗なる花の進化
2. 身内びいき
3. 天動説から地動説へ
4. 保護と保全
5. マネー、マネー、マネー

集中講義
生命の本質、性の問題、赤の女王、内部共生、種とは何か、進化を逆行する、応用への道などについての最新トピックを通じて生命の本質を学び、生物制御の困難な点や新たな可能性について考える。
履修条件・関連項目
関連項目 生態学、バイオロジカルコントロール
テキスト・教科書
特にプリントを配布する予定はありません。
参考書
成績評価の方法
レポート・アクティブラーニング
教員から一言
キーワード
オフィスアワー
質問はメール(makimaki@cc.tuat.ac.jp)でお願いします。面談が必要な場合はメールで日程を調整します。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/03/22 17:41:02