科目名[英文名] | |||||
応用生命科学特論Ⅲ [Special Lecture on Applied Life Science Ⅲ] | |||||
区分 | 共通科目 | 選択必修 | 単位数 | 1 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 前学期 | |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 05ML5103 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
佐々木 要, 保坂 利男, 三浦 豊 [HOSAKA Toshio, MIURA Yutaka] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
【この授業は非常勤講師の保坂利男先生(第1部)と佐々木要先生(第2部)が担当されます。】 【第1部】(保坂先生) 【概要】現在、国民の5人に1人以上が糖尿病もしくは糖尿病の疑いがあると考えられている。本講義第1部では国民病といっても過言ではない糖尿病に関する基礎から治療法に至るまでを臨床医の立場から講義する。 【目標】糖尿病に関して、実際の患者に日常接している立場からの話を聞くことで、教科書や専門書委は掲載されていない、病気の実際を感じてもらい、農学の立場から糖尿病予防にどのような貢献ができるかを考える機会を持ってもらいたい。具体的には「インスリン抵抗性改善へのアプローチー基礎的メカニズムから食物成分からの血糖改善作用も含めてー」とのテーマで講義する予定である。 【第2部】(佐々木先生) 【概要】糖質と生命現象の関わりを明らかにするためには,研究対象として糖質・糖鎖を入手しなくてはならないが,天然から分子化学的に純粋な糖鎖を採ってくるのは極めて困難である。一方で、純粋な糖鎖を入手でき,その機能を研究できれば,その説得力は大きい。本講義では、純粋な分子を使った糖鎖研究の例をいくつか紹介する。 |
到達基準 |
【第1部】 糖尿病と食生活の関連を理解し、国民病とも呼ばれる糖尿病の増加を食い止めるために農学部でどのような研究ができるか考えることで、自分の研究の社会的な広がりの可能性を意識してもらいたい。 【第2部】 ①細胞内でのタンパクの‘品質管理’における糖鎖の役割を理解する。②糖鎖研究において、合成化学的手法により純粋な糖鎖を得ることの重要性を理解する。 |
授業内容 |
【第1部】 ・糖尿病とは(発症機構と病態の分子機構) ・インスリン抵抗性改善へのアプローチ ・糖尿病治療における食事療法の考え方 ・糖尿病と食事中の炭水化物の意義 ・食物成分による血糖改善作用について 【第2部】 ①純粋な糖鎖を使った糖鎖研究の例の紹介 ・タンパクの‘品質管理機構’ ・タンパク質のフォールディングとリフォールディングへの糖鎖の関与 ②純粋な糖鎖を得るための合成化学的手法と最近の応用例 |
履修条件・関連項目 |
【第1部】、【第2部】共通 大学で履修する生理学、生化学、分子生物学を習得していることが望ましい。 |
テキスト・教科書 |
特になし。 |
参考書 |
【第1部】 STEPseries 内科③代謝・内分泌p3-p52 海馬書房 |
成績評価の方法 |
【第1部】【第2部】共通 講義時にレポート課題を提示し、A4用紙数枚以内のレポートを2週間以内に提出する。授業中の態度(質問など)、レポート内容を総合して判断する。 |
教員から一言 |
【第1部】 臨床現場にいる医師の立場から農学部の研究が糖尿病治療にどのように貢献できるかを講義することで、自らの研究内容や将来の方針を考える一助になると幸いです。 |
キーワード |
代謝性疾患、2型糖尿病、食品交換表、低炭水化物食、糖鎖、タンパク質合成の品質管理 |
オフィスアワー |
窓口教員を介して対応します。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
英語 |
更新日付 |
2018/06/24 2:03:57 |