科目名[英文名] | |||||
生理生化学特論Ⅲ [Advanced Physiological and Biological Chemistry Ⅲ] | |||||
区分 | 専門分野科目 | 選択必修 | 単位数 | 1 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 後学期 | |
授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 05ML5304 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
多賀谷 光男, 矢追 克郎, 殿塚 隆史, 西河 淳 [YAOI Katsurou, TONOZUKA Takashi, NISHIKAWA Atsushi] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
【この授業は多賀谷光男先生(第1部)と矢追克郎先生(第2部)が担当されます。】 【第1部】多賀谷光男先生(窓口教員:西河淳) 開講日:10月18日、19日、いずれの日も3、4限目 場所:6-21 概要:細胞内のオルガネラには固有の酵素・タンパク質が局在し、オルガネラが独自の機能を発揮することで、真核細胞の生存、増殖、分化が可能となっている。しかしながら、オルガネラは完全に独立して存在するのではなく、膜接触を介して互いに密接にコミュニケーションをはかっている。近年、その相互作用機構が解明されつつあり、また疾患との関連も明らかになりつつある。本講義では、生体膜の基礎から膜接触の最先端の研究までを紹介する。 【第2部】矢追克郎先生(窓口教員;殿塚隆史) 開講日:11月6日 午前から午後 場所:午前 第一講義棟25、午後 2号館多目的教室 |
到達基準 |
【第1部】多賀谷先生 ①生体膜の基本的な構造を説明できる。②オルガネラの役割を説明できる。③接触を介してオルガネラがどのようにコミュニケーション(脂質輸送、Ca2+動態、その他)しているかを理解する。 |
授業内容 |
【第1部】多賀谷先生 ①生体膜の構造:生体膜を構成する脂質、膜タンパク質、および膜上に形成されるミクロドメインについて説明する。②細胞内オルガネラ:オルガネラ(小胞体、ゴルジ体、ミトコンドリア、ペルオキシソーム、リソソーム、脂肪滴等)の構造と機能について概説する。③小胞体とミトコンドリアの接触の役割およびその破綻による疾患について解説する。④小胞体とミトコンドリア以外のオルガネラの接触の役割について解説する。 【第2部】矢追克郎先生 「産業用酵素の開発技術」 「酵素」は、常温常圧で反応が行われる「環境に低負荷な生体触媒」として、様々な分野で産業利用されている。産業用の酵素は主に微生物によって生産されており、その開発には新規有用微生物の探索、酵素の生化学的性状解析や立体構造解析、酵素の活性、基質特異性、安定性などの機能改変、微生物による酵素の大量生産技術、など様々な技術が必要である。本講義では、これらの各技術開発の概要や、実際の研究事例の紹介などを行う。 |
履修条件・関連項目 |
テキスト・教科書 |
参考書 |
【第1部】多賀谷先生 実験医学特集「絡み合い、伝え合うオルガネラたち」 2015年(vol. 33 )10月号(No. 16 ) |
成績評価の方法 |
【第1部】 授業への参加の積極性(質問等)および課題 【第2部】 レポート内容、出席、授業中の態度を総合して判断する。 レポート内容、出席、授業中の態度を総合して判断する。 |
教員から一言 |
キーワード |
オルガネラ、膜接触、脂質輸送、Ca2+ホメオスタシス、疾患、 |
オフィスアワー |
窓口教員を介して対応します。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
https://www.ls.toyaku.ac.jp/~lmcb-6/ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/10/03 16:33:06 |