科目名[英文名]
分子生物学特論Ⅲ   [Advanced Molecular Biology Ⅲ]
区分 専門分野科目  選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 05ML5404
責任教員 [ローマ字表記]
松下 保彦, 光原 一朗   [MATSUSHITA Yasuhiko, MITSUHARA Ichiroh]
所属 農学研究院 研究室 光原先生  メールアドレス

概要
植物自己防御研究を例として、遺伝子組換えを用いた遺伝子機能解析(過剰発現と発
現抑制)の原理とその植物自己防御研究における応用について論じる。
到達基準
植物の遺伝子機能解析手法の原理を理解するとともに、研究現場での様々な意味での想定外の事態への対応についての実例を学ぶ。
授業内容
1)植物の形質転換について

2)植物における外来遺伝子の効率的発現法とgene silencingへの対策
  (問題点、解決策、なぜか自己防御とも関係する)

3)植物の病虫害ストレスシグナル伝達機構の解析と応用に向けた試み

4)過敏感細胞死の機構解析
  (細胞死はどうやって実行されるか?)

3限〜5限または6限(3コマまたは4コマ)計2日間の集中講義
各日の最後にレポート課題を提示。
履修条件・関連項目
テキスト・教科書
プリント配布またはmoodleからの電子ファイル取得による。
参考書
1)瀬尾茂美、光原一朗、大橋裕子 (2012) シアンこそがいもち病菌の増殖を抑えるイネの重要な防御物質である-抵抗性遺伝子導入系統の解析からフラボノイドと協調した呼吸の阻害が判明-化学と生物 49: 734-736.

2)小林 光智衣、光原一朗、瀬尾茂美 (2011) タバコモザイクウイルス抵抗性の果たすMAPキナーゼの予期せぬ役割-正と負の制御に関わる二面性を持っていた!- 化学と生物 49: 226-228.

3)光原一朗・大橋祐子 (2007) 「病原体感染による細胞死と誘導抵抗性」
蛋白質核酸酵素 別冊 vol. 52 「植物における環境と生物ストレスに対する応答」p673-679. (ISBN978-4-320-05663-3)
成績評価の方法
原則8割以上の出席を必要とした上で、レポート(100%)により評価する。
教員から一言
積極的な質問を歓迎します。
キーワード
ポストゲノム、植物免疫、外来遺伝子発現、プログラム細胞死、RNAi、タバコモザイクウイルス
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/08/07 11:27:16