科目名[英文名] | |||||
環境老年学特別演習Ⅱ [Special Seminar on Environmental Gerontology Ⅱ] | |||||
区分 | 論文研究等 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 2~ | 開講時期 | 通年 | |
授業形態 | 通年 | 時間割番号 | 05ML5506 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
重本 和宏 [SHIGEMOTO Kazuhiro] | |||||
所属 | 農学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
[骨格筋・代謝領域] 超高齢社会を迎え、サルコペニア(加齢性筋肉減少症)は認知症と並び重要な課題であるが、筋萎縮の機序は未解明で残されている. 本演習では、サルコペニアや神経筋疾患が原因で発症する筋萎縮の機序と、生体の代謝機能変化に関する最先端の研究成果について理解することを目的とする. [中枢神経領域] 脳・神経系はヒトが人であるために極めて重要な役割を果たしている。特に、記憶はほぼ全ての脳高次機能の基盤となり人の性格、行動を制御している。それゆえ、認知症などにおいて記憶が障害を受けると、患者そして家族に重大な影響を与える。本演習では、記憶神経科学を中心にして、神経科学全般について考察し、基礎的な知識を得ることを目的とする。 |
到達基準 |
[骨格筋・代謝領域] 1) 筋萎縮のメカニズムについて理解すること. 2) 筋と運動神経細胞の相互作用による骨格筋の維持機構について理解すること. 3) 骨格筋による生体の代謝調節の分子機構について理解すること. [中枢神経領域] 1)神経科学に現れる様々な用語(英語を含む)の定義を理解すること 2)脳の部位の名前やその役割について理解すること 3)神経細胞の構造や神経細胞間情報のやりとりについて理解すること 4)神経細胞の機能を支える細胞内情報伝達系について理解すること 5)哺乳類以外の記憶システムについて理解すること |
授業内容 |
[骨格筋・代謝領域] 実際の実験データーを基にしたdiscussion形式の考察, 関連論文(英語)講読とdiscussion,研究者のセミナーの参加 [中枢神経領域] 関連論文(英語)講読、神経科学教科書(英語)輪読、研究紹介など |
履修条件・関連項目 |
[骨格筋・代謝領域] サルコペニアに興味のある学生. [中枢神経領域] 哺乳類細胞について基礎的な知識を持っていること。 学部レベルの細胞生物学、生理学、分子生物学、生化学、薬理学のうち最低1つを履修してきたことが望ましい。 |
テキスト・教科書 |
[骨格筋・代謝領域] Cell, Cell Metabolism, Nature, Science, Neuronなどの論文および総説 神経科学関係の論文 Memory (Eric Kandel) |
参考書 |
[骨格筋・代謝領域] 1. 「老化の生物学」石井直明・丸山直記 編 化学同人 2. 「老化生物学」 Roger B. McDonald著(監訳 近藤祥司) メディカル・サイエンス・インターナショナル [中枢神経領域] 脳神経科学イラストレイテッド(羊土社) |
成績評価の方法 |
[骨格筋・代謝領域][中枢神経領域] 出席及びレポートにより評価する。 |
教員から一言 |
[骨格筋・代謝領域] 日本は、これまで人類が経験したことがなかった超高齢社会を既に迎えています. そして、韓国、中国さらに西欧諸国も、超高齢社会特有の健康問題を抱えることになると予想されます. その中でもサルコペニアは認知症と並んで大きな課題です. サルコペニアについて皆さんと一緒に考えてみましょう. [中枢神経領域] ヒトが人となる基礎的な機構について神経科学を通して学んでほしい。 |
キーワード |
オフィスアワー |
[骨格筋・代謝領域][中枢神経領域] 9:00-17:00 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
http://www.tmghig.jp/J_TMIG/kenkyu/team/undokiigaku.html http://www2.tmig.or.jp/Mn_B/Japanese/index.html |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/06/12 15:31:06 |