科目名[英文名]
自然環境保全学特別講義Ⅱ   [Special Lectures on Environment Conservation II]
区分   選択必修   単位数 0.5 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 05MN5704
責任教員 [ローマ字表記]
中村 彰宏, 吉田 智弘   [YOSHIDA Tomohiro]
所属 農学部附属広域都市圏フィールドサイエンス教育研究センター 研究室   メールアドレス

概要
群集生態学入門
この講義では、群集生態学の研究に用いられている研究デザインや分析について基本的な項目を扱う。どのように自然条件下の因子や人為的な因子が群集レベルで生物に相互作用をもたらすかを紹介する。講義内容は、①群集生態学における時間的空間的な反復の重要性や実証的・実験的な研究、②単変量・多変量解析のテクニック、③地域スケール・グローバルスケールでの共同研究の重要性、を対象とする。
この講義では昆虫のデータを主に用いるが、全ての講義材料は他の生物にも応用可能である。講義では英語のスライドを用いるが、複雑な内容を理解してもらうために日本語で説明する。
到達基準
1.綿密な生態学調査や実験をデザインする
2.生態学研究における統計解析を理解する
3.動物分類における分類学的知識を得る(昆虫のいくつかの目・科)
4.群集データを用いた基本的な単変量・多変量解析を使いこなす
5.共同研究や効果的なコミュニケーションの重要性を理解する
授業内容
6月14日(木)2限〜4限、6月15日(金)2限〜4限に下記の内容を実施する。
・生態学研究の発展。実証的・実験的研究の違い。空間的・時間的反復の重要性。サンプルの標準化。サンプリング強度に関連した統計解析
・対象生物の選択(なぜ昆虫を選ぶか?)。昆虫の同定ガイド。分類学者との共同研究の重要性
・昆虫採集のテクニック。データのデジタル化。様々なタイプの生態学的データ―分類学的、形質、空間的、系統学的データ
・データ解析:単変量。種およびサンプルの累積曲線。Indicator valueの手順。変数の自己相関の問題。
・データ解析:多変量解析。距離行列の構築。座標付け解析(NMDS、PERMANOVA)。
・なぜ共同研究をおこなうか? 生態学的・保全生物学問題に取り組むための地域スケール・グローバルスケールの共同研究の重要性
履修条件・関連項目
テキスト・教科書
参考書
成績評価の方法
教員から一言
キーワード
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/04/16 12:38:40