科目名[英文名]
自然環境保全学特別講義Ⅲ   [Special Lectures on Environment Conservation III]
区分   選択必修   単位数 0.5 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 05MN5705
責任教員 [ローマ字表記]
奈良 一秀, 渡辺 直明   [WATANABE Naoaki]
所属 農学府 研究室   メールアドレス

概要
人間活動によって多くの植物は絶滅の危機にありますが、それを保全するためには様々な知見が必要です。特にこの講義では植物と共生関係を結び植物の成長や生存に深く関与する菌類(菌根菌)を対象にして、その基礎的な知識から、絶滅危惧植物と共生する菌類の具体例、実際の植物保全への応用までを学ぶことを目標にしています。
到達基準
(1)菌類、菌根菌がどのようなものか正しく理解できている
(2)植物の成長に対する菌類の働きが正しく理解できている
(3)植物の保全に菌類がどのように関わっているかを理解できている
授業内容
第1回 菌類、菌根菌とは

第2回 木を育て森を作る菌根菌の働き

第3回 絶滅危惧樹木を救う菌根菌

第4回 希少林床植物(ランなど)の保全と菌根菌
履修条件・関連項目
事前学習や予備知識は必要としません。
テキスト・教科書
特に必要としません。関連の論文は以下の参照ホームページからダウンロードできます。
参考書
講義内容からさらに深く学習したい学生用に。
Smith SE & Read DJ (2008) Mycorrhizal Symbiosis 3rd ed., Academic Press
成績評価の方法
講義の後に提出する質問・コメントシートによって理解度を評価する
教員から一言
普段は目にしない地中の菌類が実は植物の生存に大きく関わっています。希少植物の保全は国内外で多くのニーズがありますが、今までとは異なる視点から俯瞰することで新たな対策が生まれるかもしれません。
キーワード
菌類、共生、菌根菌、生物多様性、絶滅危惧種、植物保全
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
https://sites.google.com/a/edu.k.u-tokyo.ac.jp/nara_lab/home/publication(このアドレスから講義に関係する論文等がダウンロードできます。一般向けの日本語のものもあり。)
開講言語
語学学習科目
更新日付
2018/09/27 17:25:35