科目名[英文名]
森林水文学特論Ⅰ   [Advanced Forest Hydorology I]
区分   選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 05MN5719
責任教員 [ローマ字表記]
白木 克繁   [SHIRAKI Katsushige]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
水文学は地球上の水の状態や変化を水の循環の立場から研究する学問で、河川、湖沼、地下水などの陸上が研究対象です。また、水の循環には大気中の水蒸気移動が重要であり、これは世界の気候区分の形成、気候変動に大きな影響を与えます。水の循環を理解することは、生態環境を理解する上でも極めて重要です。この授業では、森林の機能と役割に注目して世界的な規模での水文現象について理解することを目的にしています。また、水文データの解析方法およびデータの取得方法について学びます。
到達基準
授業内容
1回 4月16日 森林水文学概論 地球規模で見た水循環、熱収支
2回 気候区分、気象概論 地表面(森林・草地・裸地)での水・熱フラックス
3回 樹木の蒸発散の仕組みと森林樹冠上でのフラックスの特徴 地球温暖化の仕組みと地球環境への影響
4回 農業生産・社会活動での水の利用 降水量の観測方法と流域平均降水量の計算法
5回 流域単位での水管理、治水 降雨流出過程 各種水文素過程
6回 斜面での水移動 土壌の保水性・透水性 斜面での水移動 土中水移動の基礎方程式と計算方法
7回 流出解析 流出成分分離 応答モデル(概念モデル)と物理モデル タンクモデル・水循環モデルの計算
履修条件・関連項目
学部授業科目「水文学」を履修していることが望ましい
テキスト・教科書
毎回プリントを配布する
参考書
塚本良則編「森林水文学」(文永堂)、恩田裕一他編「水文地形学」(古今書院)
成績評価の方法
授業項目ごとにレポートを課す。
教員から一言
この授業では、森林が水循環、水環境、熱収支にどのように関わりを持っているかを中心に授業を行います。また、それぞれの環境要素がどのような測器で観測され、どのようにデータとして整理されるかを演習で理解し、背景となる理論を学習します。環境計測のための測器についての最新情報も随時紹介していく予定です。
キーワード
水循環 熱収支 降雨流出過程 森林の役割 環境観測測器
オフィスアワー
水曜日10:30〜12:00。またメール(shirakik@cc.tuat.ac.jp)でも随時対応します。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2018/10/04 17:12:03