科目名[英文名]
土壌微生物利用・バイオ肥料学特論   [Advanced Plant Microbe Interaction]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 05MP5125
責任教員 [ローマ字表記]
横山 正, 妹尾 啓史, 大脇 良成   [YOKOYAMA Tadashi]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
資源・環境の制約の下で、生産性の高い農業を持続的に発展させるためには、種種の生物の多面的な機能を高度に利用することが不可欠である。本特論では、持続的な農業における養分供給や養分循環に大きな役割を果たしている土壌微生物に焦点を当て、土壌微生物と植物の相互作用の機構と多様性、作物への特定きな養分供給機構、土壌微生物の農業利用の実際と問題点について、生態学から分子生物学にわたる多様なアプローチの最新の学問的な成果を踏まえて学ぶ

本講義は、横山と共に、農業研究機構中央農研の大脇先生及び東京大学の妹尾先生が、集中講義で、①窒素固定エンドファイトの生態と農業での利用、及び②水田土壌生態系における土壌微生物のゲノム生態(脱窒反応等)に関する講義を行う。
到達基準
土壌微生物の多様な機能や地球環境や農業環境への役割を理解する。
授業内容
講義は11月6日(火)の2限から開始します。
集中講義が2日あります。
12月8日(土曜日 9:30〜16:30) 妹尾啓史先生(大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 土壌圏科学研究室 教授)水田生態系を中心にした土壌微生物研究のエキスパート
12月9日(日曜日 9:30〜16:30) 大脇良成 (国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業研究センター土壌肥料研究領域 作物栄養グループ グループ長)作物の生育促進エンドファイト研究のエキスパート バチルスバイオ肥料キクイチの共同研究者

横山担当部分の内容(11月6日〜12月18日の火曜2限の7回)
1-2回目:窒素循環・原核生物やアーキアにおける窒素固定の発見の歴史及び生物窒素固定機構
3-5回目:根粒菌の系統、マメ科植物と根粒菌の共生機構、根粒菌の接種の実際
6-7回目:非共生窒素固定菌の研究の歴史、バイオ肥料の開発、バイオ肥料の利用技術


【大脇先生担当部分の内容】
窒素固定エンドファイト微生物の生態・農業利用


【妹尾先生担当部分の内容】
水田土壌生態系における窒素循環に関係する土壌微生物のゲノム生態学
履修条件・関連項目
妹尾先生と大脇先生の集中講義には必ず出席することが単位履修の要件になる
テキスト・教科書
とくになし。
参考書
土の微生物学(養賢堂)
土壌微生物生態学(朝倉書店)
Brock 微生物学 オーム社
植物の生化学・分子生物学 学会出版センター
成績評価の方法
出席状況とレポート等により評価する。
教員から一言
キーワード
共生、マメ科植物、根粒菌、バイオ肥料、環境・食料問題と微生物、放線菌、水田土壌生態系、微生物群集、ファージ
オフィスアワー
平日
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/10/01 9:13:08