科目名[英文名] | |||||
植物遺伝育種学特論 [Advanced Plant Genetics and Breeding Science] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 前学期 | |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 05MP5137 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
山田 哲也 [YAMADA Tetsuya] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | 6-406 | メールアドレス |
概要 |
植物の品種改良に用いられている従来の育種法を概説し,それらの補助となる育種技術について,その原理や利用例などを詳細に解説します.マーカー利用選抜や遺伝子組換え技術に加え,人工ヌクレアーゼを利用したゲノム編集やRNA依存性DNAメチル化を利用したエピゲノム編集など,品種改良への利用が急速に進展している新しい植物育種技術(new plant breeding techniques;NBT)を紹介する予定です. |
到達基準 |
本講義では,授業(予習および復習を含む)および複数回の小テストの実施を通じ,受講生が植物育種に関わる最新の技術を体系的に学習し,理解できるようになることを目標とします. |
授業内容 |
第1回 ガイダンス 第2回 従来の育種技術(1):植物育種の概要,突然変異育種 第3回 従来の育種技術(2):交雑育種 第4回 従来の育種技術(3):遠縁交雑育種 第5回 従来の育種技術(4):倍数性育種 第6回 従来の育種技術(5):マーカー利用選抜 第7回 従来の育種技術(6):遺伝子組換え技術,シスジェネシス/イントラジェネシス 第8回 ゲノム編集技術(1):ゲノム編集,人工ヌクレアーゼ 第9回 ゲノム編集技術(2):メガヌクレアーゼ,亜鉛フィンガーヌクレアーゼ 第10回 ゲノム編集技術(3):転写活性化因子様エフェクターヌクレアーゼ,CRISPR/Casシステム 第11回 ゲノム編集技術(4):オリゴヌクレオチド指定突然変異 第12回 エピゲノム編集技術(1):RNA依存性DNAメチル化 第13回 エピゲノム編集技術(2):遺伝子組換え台木への接ぎ木 第14回 その他の技術:逆育種,アグロインフィルトレーション |
履修条件・関連項目 |
植物分子遺伝学や植物育種学を履修していることが望ましい. |
テキスト・教科書 |
必要に応じて資料を配布する. |
参考書 |
江面浩ら 編著「新しい植物育種技術を理解しよう- NBT (new plant breeding techniques)-」(国際文献社). |
成績評価の方法 |
履修案内に記されている成績評価基準に従い,授業への参加度(50%)および10回の小テスト(50%)で成績を評価する. |
教員から一言 |
新しい植物育種技術が開発され,従来の遺伝子組換え植物に適用されていた規制を受けず,低コスト・短期間で画期的な新品種を育成することが可能になりつつあります.受講生の皆さんには,そのような技術について理解を深めていただきたいと思います. |
キーワード |
品種改良,育種法,バイオテクノロジー,遺伝子組換え,人工ヌクレアーゼ |
オフィスアワー |
質問や相談は随時受け付けます.E-mailでの対応も可能です. |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/03/12 18:56:20 |