科目名[英文名]
水環境保全学特論   [Advanced Water Environment Conservation]
区分   選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 05MT5810
責任教員 [ローマ字表記]
福田 信二   [FUKUDA Shinji]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
持続的な食料生産のためには、生産環境を含めた流域全体の環境構造とそのマルチスケール性を理解した上で、農業農村における水資源の確保や有効利用、持続可能な環境管理が必要不可欠である。本講義では、農業農村周辺の水環境における諸問題について理解し、水資源の利用や制御、管理に関する技術や基準等に加えて、生態系を含めた水環境の保全に資する知識を深めることを目的とする。具体的には、河川改修やほ場整備における技術基準等および水圏生態系の保全に資する計測方法と解析手法について解説する。
到達基準
・農業農村地域の環境構造とそのマルチスケール性について理解を深めること。
・多自然川づくりや環境との調和に配慮したほ場整備に関する技術等について理解すること。
・流水環境の計測とモデリング、生態学的視点に基づく評価手法等について理解すること。

授業内容
第1回:多自然川づくりのための技術基準(1)
第2回:多自然川づくりのための技術基準(2)
第3回:環境との調和に配慮したほ場整備(1)
第4回:環境との調和に配慮したほ場整備(2)
第5回:水環境の計測とモデリング(1)
第6回:水環境の計測とモデリング(2)
第7回:水環境保全に関する最近の動向(プレゼンテーション)

講義形式とゼミ形式を併用して、授業を進める。
履修条件・関連項目
テキスト・教科書
参考書
◎多自然川づくり研究会(2011)多自然川づくりポイントブックⅢ中小河川に関する河道計画の技術基準;解説「川の営みを活かした川づくり〜河道計画の基本から水際部の設計まで〜」.日本河川協会.
◎農林水産省(2006)環境との調和に配慮した事業実施のための調査計画・設計の技術指針.
◎農林水産省(2004)身近な水域における魚類等の生息環境改善のための事業連携方策の手引き.http://www.maff.go.jp/j/nousin/kankyo/kankyo_hozen/attach/pdf/index-20.pdf
成績評価の方法
平常点(授業内容に関する討論等を重視)、レポートおよびプレゼンテーションに基づいて評価する。
教員から一言
キーワード
水資源、水利システム、生態系、数理モデル、生態水理学
オフィスアワー
水曜日 16:00〜17:00
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/03/14 16:49:27