科目名[英文名]
応用数学特論   [Advanced Topics in Applied Mathematics]
区分 前期課程科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次   開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 1060605
責任教員 [ローマ字表記]
村田 実貴生   [MURATA Mikio]
所属 工学部 研究室 小金井12号館213室  メールアドレス

概要
応用数学は、数学の一分野で、あらゆる専門分野に用いられるものです。本講義では、専門科目として、応用数学の中から「微分方程式のセル・オートマトン化」の基本理論を習得した上で、その方法を活用できるようになることを目的としています。
到達基準
(1)「微分方程式のセル・オートマトン化の方法」にまつわる話題を通じて、応用数学の研究の一端を理解する.
(2)自らシミュレーションを行うことにより理解を深め、自分の研究への応用も検討する.
授業内容
教員が研究している「微分方程式のセル・オートマトン化の方法」を解説します。受講者はその方法を用いて自ら微分方程式を選んでセル・オートマトン化とそのシミュレーションを行います。結果をレポートにまとめてもらいます。時間があればレポート結果を授業内で報告してもらい,さらにその内容に対して討論を行います。

第1回 セル・オートマトン
第2回 エレメンタリー・セル・オートマトン
第3回 マックス-プラス代数
第4回 マックス-プラス代数の性質
第5回 セル・オートマトンのマックス-プラス代数表示
第6回 差分方程式のセル・オートマトン化の方法(超離散化)
第7回 ソリトン方程式のセル・オートマトン化
第8回 ソリトンセル・オートマトン(箱玉系)
第9回 常微分方程式のセル・オートマトン化
第10回 常微分方程式とそのセル・オートマトン化の解
第11回 反応拡散方程式のセル・オートマトン化
第12回 反応拡散方程式とそのセル・オートマトンの解
第13回 連立型反応拡散方程式のセル・オートマトン化
第14回 連立型反応拡散方程式のセル・オートマトンの解
第15回 シミュレーション結果の報告と討論
履修条件・関連項目
本講義は、数学系の専門科目です。「微分積分学」, 「線形代数学」を履修していることが要望されます。
テキスト・教科書
特に指定しない。
参考書
広田良吾・高橋大輔(2003)差分と超離散,共立出版
成績評価の方法
レポート(100%)
教員から一言
自分の研究への活用可能性を意識しながら授業を受けて下さい。
キーワード
セル・オートマトン、微分方程式、離散化、超離散化
オフィスアワー
金曜日の午後3時〜4時 小金井12号館213号室
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/03/02 14:30:14