科目名[英文名]
生体医用フォトニクス特論Ⅲ   [Advanced Biomedical Photonics III]
区分 学際交流科目  選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次   開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 112115
責任教員 [ローマ字表記]
岩井 俊昭   [IWAI Toshiaki]
所属 生物システム応用科学府 研究室   メールアドレス

概要
光の物理的性質を理解し,生物が生育とコミュニケーションために如何にそれらに感応しているか,そして人間が光と生物の関係を如何に巧妙に利用しているかを理解することを目標とする.
到達基準
光の反射,屈折,偏光,ならびに散乱という基本的な物理的性質を説明し,それぞれの性質に対応した生物の生態と計測技術への応用について理解する.
授業内容
1. バイオフォトニクスの概要
2. 光とは?―自然現象にみる光物理の基礎―
3. 光応用のトピックス―植物工場―
4. 光の偏り―液晶ディスプレイと生物の偏光視―
5. 光の散乱(I)―レイリー散乱と夕焼け・青空の原理―
6. 光の散乱(II)―天空コンパスとミツバチダンス―
7. 光散乱(III) ―光の圧力とイカルスプロジェクト―
8. 光散乱計測の基礎―マイクロ粒子計測と光血流計―
履修条件・関連項目
光学・電磁気学の知識をもっていることが望ましい.
テキスト・教科書
講義資料は講義前に研究室のホームページにアップロードするので、各自印刷などを行い、講義に持参のこと。
参考書
1. C. F. Bohren and D. R. Huffman, Absorption and Scattering of Light by Small Particles (A Wiley-Interscience Publication, New York, 1983).
2. A. Ishimaru, Wave Propagation and Scattering in Random Media (IEEE Press & Oxford University Press, New York & Oxford, 1997).
3. M. Born and E. Wolf, Principles of Optics (Pergamon Press, Oxford, 1999 ) Chap. 13, pp.695-734.
4. 「光と電波」徳丸仁著 森北出版
5. 小原 寛 他,レーザ応用工学 (コロナ社,東京,1998).
6. 小澤敏彦,小保方富夫,レーザ計測 (裳華房,東京,1996).
7. 徳丸 仁,光と電波 (森北出版,東京,2000).
8. 徳丸 仁,基礎電磁波 (森北出版,東京,1998)
9. 大坪順次,光入門 (コロナ社,東京,2002)
10. 岩井俊昭,光学技術ハンドブック (朝倉書店,東京,2002) 第15章,pp.606-626.
11. 岩井俊昭,レーザーハンドブック(オーム社,東京,2005) II編,第6章,pp.79-91
12. 岩井俊昭,「光散乱計測」,光学,第30巻,第2号,pp.136-143(2001).
成績評価の方法
毎回の講義終了後、小テスト(記述式・ノート及び資料参照可能)を行い、その総合点で成績を評価する。なお、出席は小テストの提出をもって替える。
教員から一言
難解な式展開を行わずに講義する方針である.学生は,生体・生命イメージング技術と研究の最近の発展の全体像を理解するよう努めて欲しい.
キーワード
生体医用光学,バイオイメージング,生体イメージング,散乱,吸収,多重散乱,光子拡散理論
オフィスアワー
10:00-17:00
備考1
備考2
参照ホームページ
http://www.tuat.ac.jp/~iwailab/index.files/Sub_Lecture_J.html
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/04/09 17:22:15