科目名[英文名]
生体応用フォトニクス特論Ⅰ   [Advanced Biomedical Application of Photonics I]
区分 後期専門科目  選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次   開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 125023
責任教員 [ローマ字表記]
岩井 俊昭   [IWAI Toshiaki]
所属 生物システム応用科学府 研究室   メールアドレス

概要
光波の時間と空間における制御技術や先端センシング技術の新展開は“バイオフォトニクス”とよばれる新しい研究分野を創成し,生命・生体情報処理と医工学の分野に新しい技術をもたらしつつある.本講義では,光波の屈折,回折,干渉,散乱,発光という基礎的な現象を習得し,バイオフォトニクスの最近の技術展開を理解する.
到達基準
授業内容
1. 先端バイオフォトニクス概説
2. 光波物理の基礎I:屈折・全反射・回折
3. 近接場光学・近接場顕微鏡
4. 光波物理の基礎II:干渉・マイケルソン干渉計・2光束干渉・コヒーレンス・ホログラフィ
5. ホログラフィックディスプレイ・光コヒーレンストモグラフィ・補償光学眼底検診
履修条件・関連項目
光学・電磁気学の知識をもっていることが望ましい.
テキスト・教科書
講義資料は講義前に研究室のホームページにアップロードするので、各自印刷などを行い、講義に持参のこと。
参考書
11. C. F. Bohren and D. R. Huffman, Absorption and Scattering of Light by Small Particles (A Wiley-Interscience Publication, New York, 1983).
2. A. Ishimaru, Wave Propagation and Scattering in Random Media (IEEE Press & Oxford University Press, New York & Oxford, 1997).
3. M. Born and E. Wolf, Principles of Optics (Pergamon Press, Oxford, 1999 ) Chap. 13, pp.695-734.
4. 小原 寛 他,レーザ応用工学 (コロナ社,東京,1998).
5. 小澤敏彦,小保方富夫,レーザ計測 (裳華房,東京,1996).
6. 徳丸 仁,光と電波 (森北出版,東京,2000).
7. 徳丸 仁,基礎電磁波 (森北出版,東京,1998)
8. 大坪順次,光入門 (コロナ社,東京,2002)
9. 岩井俊昭,光学技術ハンドブック (朝倉書店,東京,2002) 第15章,pp.606-626.
10. 岩井俊昭,レーザーハンドブック(オーム社,東京,2005) II編,第6章,pp.79-91
11. 岩井俊昭,「光散乱計測」,光学,第30巻,第2号,pp.136-143(2001).
成績評価の方法
講義の出席点と定期試験の結果を総合的に評価する。
教員から一言
難解な式展開を行わずに講義する方針である.学生は,生体・生命イメージング技術と研究の最近の発展の全体像を理解するよう努めて欲しい.
キーワード
生体医用光学,バイオイメージング,生体イメージング,散乱,吸収,多重散乱,光子拡散理論
オフィスアワー
10:00-17:00
備考1
備考2
参照ホームページ
http://www.tuat.ac.jp/~iwailab/index.files/Sub_Lecture_J.html
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/09/12 14:16:43