科目名[英文名]
植物遺伝育種学特論   [Advanced Plant Genetics and Breeding]
区分   選択必修   単位数 0.5 
対象学科等   対象年次   開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 96113
責任教員 [ローマ字表記]
金勝 一樹   [KANEKATSU Motoki]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
『種子に関する生物学および育種学』
種子は、胚と貯蔵された栄養源から成り、その周りを保護的な役割を持つ種皮が包む構造をしています。 種子に
は様々な環境ストレスに対する耐性機構があり、長期間その生命力を維持する機能があります。そして生育に良好
な環境条件になった時に発芽が誘導され、貯蔵していた栄養源を使いながら胚が成長して実生となります。種子の
持つこのような優れた特徴は、進化の過程で種子植物が生き残り繁栄するために極めて有利にはたらきました。し
たがって種子は、種子植物にとって極めて重要な構造であると言えます。 また人間にとっても種子は重要で、多く
の植物の種子を私たちは食料として利用しています。 さらに家畜の餌として種子を用いることもあります。 以上
のようなことから、種子についての生物学は、非常に興味深くて価値のある科学なのです。 この講義では、イネを
題材として、種子形成、成熟、そして発芽のプロセスを概説します。 それを踏まえて、ストレス耐性や寿命の維持
といった作物栽培や育種分野において利用している種子の持つ様々な特徴について解説します。
到達基準
種子中のタンパク質の解析方法、発芽初期の遺伝子発現機構、および温湯消毒法の概要を理解すること。
授業内容
1. 種子における乾燥耐性に関わるタンパク質の解析
2. 発芽初期の遺伝子発現
3. 水稲種子の温湯消毒時の高温ストレス耐性
履修条件・関連項目
テキスト・教科書
資料は授業時に配布します。
参考書
講義中に情報提供します。
成績評価の方法
教員から一言
種子というものが、植物にとって、そして私たちにとっていかに重要であるのかを理
解していただけることを期待しています。
キーワード
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2018/03/23 17:03:34