科目名[英文名] | |||||
食料システム経済学 [Economics of Food System] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 2~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 01AN2503 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
野見山 敏雄, 池田 真志 [NOMIYAMA Toshio, IKEDA Masashi] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | 2-213 | メールアドレス |
概要 |
本講義では、食料の生産と消費、ならびにそれらの間に介在する農業資材産業,食品産業(食品製造業・食品流通業・外食産業)を包括的にとらえるアグリビジネス論とフードシステム学の視点から、身の回りの食生活や食料供給構造に改めて目を向け、国内外の食料をめぐる問題について学び、考える。 |
到達基準 |
アグリビジネス及びフードシステムに関連する基本的な知識を習得した上で、農業資材産業と現実の食料問題に対する洞察力が身につく。 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
概要 本講義では、食料の生産と消費、ならびにそれらの間に介在する農業資材産業と食品産業(食品製造業・食品流通業・外食産業)を包括的にとらえるアグリビジネス論とフードシステム学の視点から、身の回りの食生活や食料供給構造に改めて目を向け、国内外の食料をめぐる問題について学び、考える。 到達基準 アグリビジネスとフードシステムに関連する基本的な知識を習得した上で、現実の食料問題に対する洞察力を身につける。 授業内容 第1部:アグリビジネス論(野見山敏雄) 1.アグリビジネス論の意義と体系 国民生活上重要なテーマであるアグリビジネスに関する意義と特性について学ぶ。 2.アグリビジネスの経営戦略 アグリビジネスにおける多角化戦略,競争戦略,技術戦略についてについて学ぶ。 3.現代の食とアグリビジネス 現代の食生活に大きな影響を及ぼしているアグリビジネスの戦略と構造変化について学ぶ。 4.国境を越える食料・農業とアグリビジネス 経済のブローバル化と共に食料・農業の分野で進展している現状と問題について学ぶ。 5.アグリビジネスの今日的課題 世界の食料問題を食の安全性,食と農の再生運動,国際的な運動の視点から学ぶ。 第2部:フードシステム学(池田真志・拓殖大学商学部) 6.フードシステムとは何か? フードシステム定義と資本主義社会で発展してきた経緯を学ぶ。 7.食品流通の歴史1 食品流通の展開過程を学ぶ。 8. 食品流通の歴史2 前回に続き,食品流通の展開と現代的課題を学ぶ。 9. 卸売市場流通の仕組み 生鮮農産物流通で重要な位置を占める卸売市場流通の仕組みを学ぶ。 10. 小売企業による食の安心・安全への取り組み 大規模量販店や生協を中心とする小売業の食品の安全・安心の取り組みを学ぶ。 11. 外食企業による契約栽培・農業参入 外食企業が取り組む契約栽培や農業への直接参入について学ぶ。 12.食品のインターネット通信販売 近年増大している食品のe-コマースについて学ぶ。 13.高齢化社会とフードシステム 高齢化社会におけるフードシステムの現状について学ぶ。 14.フードシステムのグローバル化と環境問題 グローバル化するフードシステムと環境問題への対応について学ぶ。 15.最終試験 講義内容を理解しているか,試験を行う。 ※講義内容の順番・内容は変更される可能性があります。 |
履修条件・関連項目 |
前学期開講の経済学(主としてミクロ経済学)を履修していることが望ましい。 予習・復習を行うための情報、必要な学習時間は、本学の標準時間数に準ずる。 |
テキスト・教科書 |
授業はパワーポイントのスライドを用いて進めるため、特定のテキストは使用しないが、より体系だった理解を深めたい人には、下記の参考書ならびに授業中に紹介する書籍・資料を読むことをお勧めする。 |
参考書 |
・大塚茂・松原豊彦編著『現代の食とアグリビジネス』有斐閣,2004年 ・岸川善光編著『アグリビジネス特論』学文社,2010年 ・高橋正郎 監修・清水みゆき 編著『食料経済ーフードシステムからみた食料問題ー(第5版)」、オーム社、2016年。 その他、授業中に適宜提示する。 |
成績評価の方法 |
レポート100点,期末試験200点,合計した点数を3で除して評価する。 |
教員から一言 |
この講義を通して、身の回りの食と農に関する問題を多角的に考察できる視野を身につけていただきたい。 |
キーワード |
アグリビジネス,フードシステム、「食」と「農」、グローバリゼーション |
オフィスアワー |
不定期。メール連絡をいただければ随時対応します。 |
備考1 |
講義日 第1部:アグリビジネス論 10/4,10/11,10/18,10/25,11/1 第2部:フードシステム学 11/30 2〜4限,12/21 2〜4限,1/11 2〜4限,1/25 2限(試験) |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/11/14 9:41:42 |