科目名[英文名]
国際農業開発論   [International Agricultural Policies]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01AN3505
責任教員 [ローマ字表記]
山田 祐彰, 千年 篤   [YAMADA Masaaki, CHITOSE Atsushi]
所属 農学府 研究室   メールアドレス

概要
本科目の目標は、農業発展、国際農業開発活動、国際農業開発協力に関する知識および洞察力を醸成することにある。本科目の講義内容は2部に大別される。第Ⅰ部では、農業発展に関する諸理論、具体的には、経済成長に伴う国民経済における農業の役割と生産構造の変化について学ぶ。第Ⅱ部では、国際農業開発活動の歴史、方法と課題について学ぶ。日本と関係の深い海外諸地域における農業開発の経緯とその結果について概説する。受講者はグループを作り、関心を持った日本内外の事例について共同研究し、その概要と課題、提言を期末に発表する。
到達基準
経済開発における農業の役割、多様な農業の発展過程と制約条件、世界の持続的農業開発のための国際協力について理解する。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
第01回(4/11)授業の目的 参加者自己紹介
第02回(4/18)農業の多様性-多様な農業の共存
第03回(4/25)経済成長過程における農業の役割の変容、ぺティ・クラークの法則
第04回(5/09)二重経済モデル①:ルイス・モデル
第05回(5/16)二重経済モデル②:ラニス=フェイ・モデル 
第06回(5/23)農業発展経路に関する日米比較①:誘発的技術革新 
第07回(5/30)農業発展経路に関する日米比較②:B/C技術、M技術 
第08回(6/06)農業機械化と農業労働市場
第09回(6/13)東京農工大学の国際農業開発①:ベトナム/東南アジア
第10回(6/20)東京農工大学の国際農業開発②:ウズベキスタン/中央アジア
第11回(6/27)東京農工大学の国際農業開発③:ブラジルアマゾン/南アメリカ
第12回(7/04)開発課題の発見、事業の計画実施と評価:KJ法、PCM 
第13回(7/11)近代日本の拓殖事業
第14回(7/18)グループ課題発表1
第15回(7/25)グループ課題発表2
※諸事情により、上記の内容が若干、変更する可能性がある。
履修条件・関連項目
成績評価にグループ・プロジェクトの発表が含まれ、参加者はグループで本学の標準時間数に準ずる予復習を行う。
テキスト・教科書
必要に応じ、授業中に資料を配布する。
参考書
荏開津典生『農業経済学』(第2版)岩波書店,2003.
原洋之介『開発経済論』岩波書店,1996.
速水佑次郎・神門義久『農業経済論』(新版)岩波書店,2002.
ほか、各回指示します。
成績評価の方法
授業参加、レポート提出、グループプロジェクト
教員から一言
国際農業開発は、人類の持続的な食料生産と分配のため、地球社会の最重要課題の一つです。そこで、開発の条件と将来展望について、共に考え議論しましょう。
キーワード
農業と経済成長、農業の多様性、移民農業、プランテーション、国際開発協力、持続的農業
オフィスアワー
随時。授業時間後、あるいはメールにて対応する。
備考1
質問や意見は講義中積極的に述べてください。
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/12/17 20:42:22