科目名[英文名]
生化学Ⅲ   [BiochemistryⅢ]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01BN2114
責任教員 [ローマ字表記]
木村 郁夫   [KIMURA Ikuo]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
代謝の概要:脂質、アミノ酸の分解と合成。生体エネルギー。代謝の調節など。
到達基準
生体構成物質(特に、脂質、アミノ酸、タンパク質)の生体における分解と合成、それに伴う代謝エネルギーの生産とその利用について説明できることを目標とする。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:(B)
履修案内のカリキュラムマップを参照してください。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
生化学は生命現象を分子レベルで解明する学問である。生化学1、2とこの講義とで、生化学を講義する。すなわち、生化学1では生体構成成分の構造と性質を説明し、本講義では、これらの物質の生体における分解と合成、それに伴うエネルギーの生産とその利用について説明する。特に、糖、脂質、アミノ酸の代謝エネルギーの生成に力点をおく。
(なお、たんぱく質と核酸の合成については分子生物学の講義で述べるので本講座では割愛する。)

[講義予定]
1) 導入
2) 脂質と膜1
3) 脂質と膜2
4) 脂質と膜3
5) 脂質の代謝1
6) 脂質の代謝2
7) 脂質の代謝3
8) 窒素の代謝Ⅰ:合成1
9) 窒素の代謝Ⅰ:合成2
10) 窒素の代謝Ⅱ:分解1
11) 窒素の代謝Ⅱ:分解2
12) 代謝の総合的理解1
13) 代謝の総合的理解2
14) 代謝の総合的理解3
15) 総括

なお、生化学の授業内容に関するトピックスも随時紹介する。
履修条件・関連項目
生化学1、2を履修していることが望ましい。
テキスト・教科書
講義中に配布した資料を、適宜用いる。
参考書
「マッキー生化学」化学同人
成績評価の方法
講義への取り組み(小テストを行う場合もある)およびレポート(3割)と、本試験(7割)によって総合的に評価する。
教員から一言
生化学では多くの生命現象の本質が発見されてきており、これら本質のもつ普遍性を基盤にして、生化学の体系が構築されています。本講義では、細胞やからだの中でおこる主な代謝経路を解説します。学生の皆さんには、学習した生化学の事実と理論から自分のからだのなかで実際におきている具体的な現象を、自ら理解し説明しようとする積極的な取り組みを期待しています。
キーワード
エネルギー代謝,トリカルボン酸(TCA)回路,酸化的リン酸化,脂質代謝
オフィスアワー
e-mailでの質問を受け付ける。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/03/07 18:38:00