科目名[英文名]
免疫生物学   [Immunobiology]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01BN2116
責任教員 [ローマ字表記]
小柳 円   [KOYANAGI Madoka]
所属 農学府 研究室   メールアドレス

概要
生体の病原体などの異物を認識し、排除する免疫応答の発生する仕組みについて、また、この免疫が無害のものに反応した場合の自己免疫疾患、アレルギーの発生機序について学修する。
到達基準
(1)免疫細胞の種類と役割について説明できる。
(2)病原体や抗原を認識する機序、細胞間の相互作用、最終的な生体の応答の仕方について理解し、説明できる。
(3)この分野の未解決の問題について、その背景および解決策について議論できる。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
第1回 免疫担当細胞(自然免疫系、獲得免疫系)の種類と概要
第2回 自然免疫1:Toll様受容体
第3回 自然免疫2:補体
第4回 抗体の構造と種類
第5回 抗原抗体反応・移行抗体と初乳
第6回 抗原受容体の遺伝子再構成
第7回 胸腺とT細胞分化
第8回 T細胞の抗原認識と主要組織適合性抗原(MHC)
第9回 MHCの構造・MHC拘束
第10回 MHCクラスIおよびIIによる抗原提示
第11回 MHC遺伝子のアリルとハプロタイプ。
第12回 I型アレルギー
第13回 II型、III型、IV型アレルギー
第14回 免疫寛容と自己免疫疾患
第15回 期末試験
履修条件・関連項目
基礎的な生物学、分子生物学の知識があった方が良い。
テキスト・教科書
なし
参考書
標準免疫学(谷口克ら、医学書院)
エッセンシャル免疫学(笹月健彦、メディカルサイエンスインターナショナル)
図解免疫学(垣内史堂著、オーム社)
成績評価の方法
期末試験(100%)出席・小テスト(0%)
教員から一言
ほぼ毎回小テストを実施する。配布したプリントはノートまたはファイルに綴じて持参する。
キーワード
免疫細胞、抗体、T細胞、抗原提示細胞、樹状細胞、獲得免疫、自然免疫、アレルギー、自己免疫疾患
オフィスアワー
講義直後30分 農学部本館2階の非常勤講師室。
備考1
授業形態は、板書、プリント、たまにスライドを併用しての説明
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/03/28 10:21:53