科目名[英文名] | |||||
応用生物科学共通実験Ⅱ [Fundamental Laboratory Work of Applied Biological ScienceⅡ] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 1 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 2~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 01BN2153 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
小松 健, 川合 伸也, 多田 多恵子 [KOMATSU Ken, KAWAI Shinya, TADA Taeko] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
応用生物科学科で習得すべき実験的手法のうち生物学系の基礎的な項目を行う。具体的には微生物、植物、動物を対象とし、細胞レベル、個体レベル、群集レベルの基礎的実験を通して、今後本学科で履修していくための基礎技術を習得する。 本科目には、実務経験のある教員が担当する授業が含まれる(多田教員)。多田教員は植物の多様性に関して数多くの魅力的な著書があり、観察会などを活発に行っている、間違いなく日本で最も知られた植物学の第一人者である。実際の植物を題材として、その多様性と魅力について議論、演習を行う。 |
到達基準 |
安全で正しく実験を実施するための基礎知識と技術を身につける。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点:本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
本実験では以下のような内容の実験を連続して行う。行う順番や扱う材料は変更される可能性がある。 植物の生態:林の植生を調査し、階層構造や植物相互の関係を解析することで、植物の生態の理解を深める。 光合成色素の単離分析:光合成関連色素であるクロロフィル、カロテノイドを抽出し、分離することを目的とし、クロマトグラフィーの原理と応用法について理解を深める。 染色体の観察:染色体の観察標本を作製し、観察を行う。植物の根の成長点から分裂細胞を採取し、押しつぶし法により、ユスリカの唾液腺についてはなすりつけ法により標本を作製し、植物・動物の両者について比較する。 トマト葉肉プロトプラストの分離(細胞壁と細胞膜):トマト葉肉を材料としてプロトプラストの分離と細胞壁が除かれていることの確認を行う。 分類学基礎:分類学の基礎について、実際に実験材料を用いて実験を行う。 昆虫の血球の観察 動物の神経系と筋肉収縮:カエルの末梢神経・筋肉標本を用いて神経興奮の仕組みについての実験を行う。また自律的に収縮運動をする心筋についてもその仕組みに関する実験を行う。 動物の胚発生:ニワトリの卵を用いて、胚発生の過程を観察する。 細菌・糸状菌の培養法:微生物実験の基礎として、細菌・糸状菌の培養法を学習する。それぞれの培地を作製し、実際に培養を行う。その際純粋培養法、スライド培養法、平板培養法などを行い、無菌操作に習熟するとともに、目的に応じた培養法を学習する。また、培養した細菌をグラム染色し、染色法についてもその基礎を学習する。 |
履修条件・関連項目 |
履修条件は備考の欄を参照のこと。 予復習の時間を含め、必要な学習時間は本学の標準時間数に準ずる。 |
テキスト・教科書 |
テキストを配布する。 |
参考書 |
随時必要なプリントが配布される。 |
成績評価の方法 |
レポート100%により評価する。レポートの未提出は厳しく減点・あるいは単位取り消しとなる。なお、1/3以上の欠席には単位を与えない。 |
教員から一言 |
キーワード |
オフィスアワー |
質問等は実験中随時受け付けるが、それ以外の場合はE-mailにて予定を確認すること。 |
備考1 |
実験の履修に関しては、施設・設備の制約から2クラスに分けます。 実験の履修には、2年次前期終了時点で次の条件を満たしていなければなりません。 1)全学共通教育科目を25単位以上、ただしTATⅡ科目を12単位以上(化学実験、生物学実験は必修)、リテラシーは5単位以上を履修していること。 2)学科専門科目は、18単位以上を修得していること。 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/02/28 21:37:26 |